横浜のJR関内駅前に19日開業する複合施設「ベースゲート(BASEGATE)横浜関内」が関係者に12日公開された。横浜市旧市庁舎およびその周辺を、三井不動産を代表企業とする事業者8社が再開発した。ホテル、商業、ライブビューイングアリーナ、オフィスなどで延べ床面積は12万8500平方メートル。横浜スタジアムに隣接し、中華街、山下公園などにも近いことからエリア回遊のハブになることを目指す。
「関内復活ののろしにしたい」。現地で19日に開かれた会見で、三井不動産の植田俊社長はそう述べた。近年は1990年代以降に開発されたみなとみらいに押されていた感があるが、関内は歴史的にも横浜の中心として発展してきた。20年まで関内にあった横浜市役所が桜木町に移転した跡地で、新しい街づくりを進める。JR関内駅前という好立地、そして横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムの隣という環境を生かした複合施設を志向した。
その象徴が事業者であるDeNA(横浜DeNAベイスターズ)が運営するアリーナ「ザ・ライブ(THE LIVE)サポーテッド・バイ大和地所」。2800平方メートルの吹き抜け空間は、縦18m・高さ8mの大型ビジョンを囲むように飲食店が配置されている。シーズン中はベイスターズの試合を迫力の画面で流す。ホームの横浜スタジアムでは年70試合に過ぎないが、ビジターでの試合も放映することでファンが集まれる場にする。バスケットボールやサッカー、あるいは音楽ライブも放映して幅広い層を集める。
やはり事業者である星野リゾートは、横浜市旧市庁舎の建物を全面改装したホテル「オモセブン(OMO7)横浜」を4月21日に開業する。建築家・村野藤吾が1959年に竣工した歴史的建造物の意匠を可能な限り残し、276室の趣のある客室を作った。
飲食店を中心とした55店舗の商業会エリアには地元・横浜の人気店が軒を連ねる。物販では横浜で創業した有隣堂が、書店とコーワーキング&ラウンジ、ギャラリー&ショップ、喫茶、レストランの複合業態を3層で出店した。商業エリアは東急モールズデベロップメントが運営する。