
国内外の観光客から“持ち帰れるお土産”として、いま人気を集めているのが“沖縄フレグランス”だ。従来はシーサー作りや琉球ガラス体験などクラフトづくりが定番人気だったが、拡大し続ける香水ブームを受けて、国内旅行者はもちろん、韓国や台湾からの旅行者からも予約が殺到しているという。
その人気の理由は「海を眺めながら、沖縄らしさもある香りを作れるところ」にあると話すのは、北谷にある人気スポット「美浜アメリカンビレッジ」の中に位置するアロマショップ「ペタルーナ」代表の大城夕紀さん。
こちらでは星座から香りを作るカジュアルなコースと、香りを組み立てていく「ノートコース」の2種類を用意している。このうち自分好みの香りをつくれるノートコースの人気が圧倒的。作り方はまず4種類のブレンドアロマのなかから、ベースとなる香りを決める。その後、トップ、ミドル、ベースと香りのピラミッドにならい、それぞれ香りの要素を1~2種類を選んでいく。「このなかにはシークワーサーや月桃など沖縄ならではの精油も用意していまして、こちらを選んでいただくかたが大変多くいらっしゃいます」(大城さん)。その後、仕上げたフレグランスは専用ボトルに充填するが、オプション(550円)で、透明の角瓶を選ぶこともできる。
扱う香料はすべてアロマセラピーなどにも使用する天然香料で合成香料は不使用。ふんわりとやさしく香るので使う場所を選ばないのも魅力だ。
ゲストが選ぶアロマのなかで特に人気なのは“月桃”の香り。「風邪が流行するシーズンになると、月桃にティーツリーやユーカリを加えたブレンドアロマ「ブリーズミスト(30mL ¥990、100mL ¥1,760)」が県内の保育園でも使われるようになりました。それほど月桃は抗菌作用に優れており、さらにメンタルの安定など心身へのアプローチに優れていることもあり、沖縄にいらっしゃるたびに購入される方も多い」(大城さん)という。月桃はほんのりスパイシーさのある“クセ”のある香りだが、この独特の穏やかで深みのある香りに魅了される顧客が多いのかもしれない。
■ペタルーナ北谷サンセット店
天然アロマで作る 香水体験 ノートコース(30~45分、3850円)
instagram @ petaluna_official
おしゃれなカフェやスイーツ店が軒を連ねる浦添「港川ステイツサイドタウン」にある「THE FLAVOR DESIGN STORE OKINAWA(ザ フレーバー デザイン ストア 沖縄)は街中にありながら、開店と同時に多くのゲストが入店するフレグランスショップだ。
こちらでは自分だけの香りを楽しめるメニュー「Flavor Shake®」(5500円)を提供している。ゲストはフローラル、スイート、フレッシュなど20種の香りのなかから、2,3種類のフレーバーを選んだ後、スタッフがそれらの香りをブレンド。そして、透明ボトルを選んだ場合は希望の色に着色してくれる。「お好みの香りのうち、メインとなる香りを強く調合しますが、もしイメージと異なる場合はほかのフレーバーを強めにしたりと、2,3回は調整することが可能です」。(ザ フレーバー デザイン ストア オキナワ スタッフ)こうして自分好みの香りを組み立てていく。
店頭販売されている「ファブリックミスト」(各100mL 各4950円)のなかでは沖縄店限定の香りが人気。月桃のみを用いた「Gettou」のほか、トロピカルフルーツにジャスミンをあわせた南国らしい華やかな香り「Tropical Island」や、サンダルウッドメインの深みの香りに調合しつつ、歴史のある港川ステイツサイドタウンのエリア番号を冠した「No.19」など、ショップ独自のインスピレーションで構成された“沖縄らしい香り”が支持されている。自分用とあわせて、家族や友人へのギフトとして購入するケースが多いという。
また、レザー製のおしゃれなアトマイザ-ホルダー(4050円)は普天間にあるファクトリーブランド「Boab leather works」に別注した沖縄店限定のコラボアイテム。沖縄らしさを演出しつつも、このようなファッション性やビジュ映えするボトルデザインなど“思わずSNSにあげたくなる”商品や空間に仕上げることで、特にプロモーションをせずとも認知を広げていくという好循環を醸成している
◾️THE FLAVOR DESIGN STORE OKINAWA
Flaver Shake®(ファブリックミスト作成、30~40分、1ボトル5500円)
instagram @theflavordesign_okinawa
これらの香りは充実した沖縄滞在の記憶を呼び覚ます。自宅に戻ってから自作のフレグランスを使えば、解放感溢れる沖縄のムードを思い出せるはずだ。