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人気ヘアサロン「PEEK-A-BOO」の山内政人アートディレクターが死去 テクニカルなシザーワークで“美容師が憧れる美容師”として多くの人材を育成

かねてより病気療養中だった、人気ヘアサロン「ピーク ア ブー(PEEK-A-BOO)」の山内政人アートディレクターが、4月2日に死去した。業界を代表するトップスタイリストの一人で、自身のサロンワークだけでなく、アカデミーやセミナーの活動にも精力的に取り組み、数多くの人材を育成して業界の発展に努めた。

「ピーク ア ブー」の公式インスタグラムでは「長きにわたり、多くのお客さまに支えられながらサロンに立ち続けてまいりました。お客さまお一人おひとりとの出会いは、本人にとってかけがえのない宝物であり、美容師として何よりの誇りであったことと存じます。ここに生前賜りましたご厚情に、心より深く御礼申し上げます。誠に勝手ながら、ご家族のご意向により、ご香典・ご供花等はご辞退申し上げます」と綴っている。

山内氏は愛媛県出身。愛媛県理容美容専門学校を卒業し、1981年に「ピーク ア ブー」に入社した。代表の川島文夫氏に師事しながら国内外のヘアショーに参加し、全国各地で開催したセミナー活動では、多くの美容師に影響を与えてきた。業界誌においても数多くの作品を発表し、その卓越したテクニックを余すことなく伝え続けた。アートディレクターとして長きにわたり活躍し、「ピーク ア ブー」のみならず美容界をけん引。多くの優秀な美容師を育成してきた。

中でも技術を磨き上げる姿勢や、ヘアカットへのこだわりは同業者からの支持も高く、「テクニックの引き出しを増やすことは、お客さまからの信頼を得ることにもつながる」という言葉は、多くの後輩たちの指針となっている。

山内氏のアシスタントを努めたスタッフは、「繊細な所作とテクニカルなシザーワーク、そこから作り出される立体的なデザインは多くの美容師に影響を与えました。なによりその優しい笑顔と人柄は多くのスタッフやお客さま、全国の美容師に愛され、生粋のサロンワーカーとして40年以上美容界を走り続けました。芸術にも見識が深く、豊かな感性で常に時代の一歩先を模索し、挑戦し続けていました。闘病中も復帰と入院を繰り返しながらも、最期まで現場への復帰を目指し、諦めない姿はまさしく生涯美容師と呼べる生き様でした」とコメント。多くの同僚や後輩からも愛された人柄は、「ピーク ア ブー」の社風となって受け継がれていく。

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