YKKは4月1日、第26回「YKKファスニングアワード」のエントリー受け付けを開始する。エントリーシートとデザイン画の提出締め切り日は5月8日(必着)で、29日に公式サイトで第1次審査通過者を発表する。これに先駆けて、4月10日には応募者を対象にしたオンライン説明会を行う予定だ。
賞はグランプリと優秀賞、審査員特別賞、YKK特別賞に加え、昨年新設した「サーキュラーデザイン特別賞」も継続する。同賞は、適切な素材選定や製品の長寿命化、リペアやリメイク、アップサイクル、リサイクルといったサーキュラーデザインの視点から最も優れた作品1点に授与される。昨年は文化服装学院の今野奏さんによる作品がアパレル部門グランプリとダブル受賞を獲得し、初回から大きな話題となった。
30組に選出される入選作品は10月7、8日に大阪・マイドームおおさか、29、30日に東京・YKK60ビルの2会場でショー形式により披露される予定で、29日には授賞式も開催し、グランプリと各賞を発表する予定だ。
グランプリ受賞者には賞金100万円に加え、オリジナルトロフィーとJUKI製ミシン、創作活動用のYKKファスニング商品無償オーダー権利(5万円相当分)が贈られる。さらに入選者全員が審査員から個別講評を受けられるほか、懇親会では学生同士や審査員、歴代受賞者との交流の機会も与えられる。
審査員は坂口英明デザイナー、「ソマルタ(SOMARTA)」を手掛ける廣川玉枝デザイナー、「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」の中里唯馬デザイナー、アーティストの舘鼻則孝、「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」の村手謙介クリエイティブ・ディレクター、村上要「WWDJAPAN」編集長、YKKの松嶋耕一社長の7人が務め、「活用度・機能性」「独創性」「デザイン性」「完成度」の観点から審査を行う。
同アワードは2001年に創設。作品制作の機会創出やファッション業界のプロフェッショナルとの接点を提供することで学生を支援するとともに、YKKのタグライン「Little Parts. Big Difference.」に込めた副資材の可能性を発信することを目的としている。
「人が身に付けることができる作品」をテーマにした「YKKファスニングアワード」は、 “日本最大級の学生向けファッションデザインコンテスト”とも知られる若手の登竜門。昨年25周年を迎え、その応募総数は7763点(アパレル6285点、グッズ1478点)を記録した。これまでも豊かな発想とクラフトマンシップ、そしてファスニング商品活用の新たな可能性を提示する作品が数多く選出されてきた。