
第一三共は15日、連結子会社の第一三共ヘルスケアの全株式をサントリーホールディングス(HD)に譲渡すると発表した。譲渡額は総額2465億円の見込み。株式譲渡は段階的に進める。6月に、第一三共が保有する第一三共ヘルスケア株の30%をサントリーHDへ譲渡し、2029年6月までに全株式の譲渡を完了する予定。
第一三共ヘルスケアは、「ロキソニン」や「ルル」などのOTC医薬品を主力とし、スキンケア関連では「ミノン(MINON)」「トランシーノ(TRANSINO)」「ライスフォース(RICE FORCE)」などを展開、オーラルケアや食品分野へと事業を拡大してきた。
第一三共とサントリーHDは、飲料・食品や健康食品で強みを持つサントリーHDの傘下で事業を展開することが、第一三共ヘルスケアの成長につながると判断した。
第一三共は今後、研究開発力を生かし、「がん領域をはじめ標準治療を変革しうる革新的な医薬品」に経営資源を集中する方針だ。