伊藤忠商事は4月1日、新入社員の入社セレモニーを東京・青山の本社で行った。151人の新入社員を、レッドカーペットを敷いき、満開の約600本の桜の木で出迎えた。入社セレモニーでは、新入社員全員の顔データを取り込み、生成AIで制作した「未来の新入社員」たちの姿や1980年の岡藤正広会長CEOを当時の姿で再現した動画を流すなど趣向を凝らした。岡藤正広会長CEOは、「今は入って3年くらいで辞める人が多い。どんな部署、どんな仕事でも、一つ一つ小さなことでも自分で目標を定めてそれを積み上げて行ってほしい。どんなに小さな仕事でも、絶対に無駄にならない」とエールを送った。
入社セレモニーには、新入社員のほか、岡藤会長の前任の社長・会長を務めた小林栄三・現名誉理事や伊藤忠の創業家、社外取締役も含めた全役員ら660人が参加。新入社員の両親や親族に向けてユーチューブでも配信した。テレビ・新聞など17社のメディアが取材した。
同社の入社式は、当日のオペレーションも含め、ほぼインハウスで行っている。生成AI動画も、グループの伊藤忠インタラクティブが制作。フィナーレでは新入社員全員の30年後の姿に成長させ、世界で活躍する姿をリアルに描いた。岡藤会長は「良かったやろー?私も感動した」とコメントした。
2026年の新入社員は総合職が128人(女性41人)、BX職(旧事務職)が23人。総合職は大卒の初任給が34万円(3カ月の試用期間後に36万円)、院卒が初任給37万5000円(同40万円)。BX職は大卒・院卒ともに初任給が25万円(同26万5834円)となる。総合職の新入社員は原則全員入寮となっており、男性は日吉寮に、女性は神奈川・宮前区に新設した寮に入ることになる。