
パリ・ウィメンズでも広がる「愛着」と「懐かしさ」の表現
2026-27年秋冬のパリ・ファッション・ウイークは、先立つメンズやミラノが提唱した「愛着」という価値観を花開かせた。「愛着」につながるビンテージのムードやレトロテイストは、メンズに比べるとウィメンズでは正直"引き"が弱い。メンズで頻出したダメージ加工や愛着の痕跡として敢えて加えた"汚れ"などで大勢の共感を得ることは難しいだろう。そこでパリのウィメンズブランドは、親しき人たちでつなぐ代々にわたる継承、ほぼ毎日着ていたからこそ愛着は半端じゃない制服、そして伝統を守るための革新で新たな魅力を備えたステイプル(定番)などの発想で、古き良きものを現代に蘇らせ、未来に繋げる。(この特集は「WWDJAPAN」2026年3月23日号からの抜粋です)