
今季は、現代を生きる女性たちの多面性を映し出すコレクションが輝いた。「ジバンシィ(GIVENCHY)」のサラ・バートン(Sarah Burton)は「常に女性を特定の1人ではなく、一つの集合体として捉えている」と語り、「シャネル(CHANEL)」のマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)も「女性が自分らしく、ありたい自分でいられるキャンバスを作りたい」と明かす。女性であることをたたえるように、力強さや繊細さから官能性、知性、気負わない雰囲気までさまざまな一面を表現するエレガンスが広がった。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月23日号からの抜粋です)
「ジバンシィ(GIVENCHY)」
豊かな表現で描く女性の多様な一面
サラ・バートンが表現したのは、「多面的で複雑な現代女性たちが、この世界の中でどのように自分自身を取り戻していくのかというパーソナルな視点」。2025年の就任以来探求してきたシルエットやカッティングを基盤に、より豊かな表現への発展を見せた。軽やかに仕上げることに取り組み続けているという精緻で力強いテーラリングは、厳格なスタイルからデフォルメしたデザインまでバリエーションを拡大。一方、官能的でフェミニンなスタイルは、太ももまで入れたスリットや優雅なドレープで女性ならではの美をたたえる。終盤にかけては、アトリエのテクニックを駆使した手の込んだアイテムを披露し、クチュール復活への布石を感じさせた。
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