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伊藤忠商事の入社式は350本の桜でお迎え、岡藤会長「会社で爆発させてほしい」

 伊藤忠商事は4月3日、新入社員の入社セレモニーを行った。135人の新入社員を、レッドカーペットを敷いた正面の玄関入口で満開の350本の桜の木と岡藤正広会長CEOと石井敬太社長COOが出迎えた。岡藤会長は、新入社員の多くがコロナ禍の中で学生生活を送ったことを踏まえ、「普通じゃない学生生活だったと思う。会社に入ったら(その分)思いっきり爆発させてほしい」とエールを送った。

 入社セレモニーにはピアノ・チェロ・バイオリンの三重奏による生演奏とコンテンポラリーダンスに加え、新入社員の家族や親戚など121家族がズームによるオンライン視聴で参加した。新入社員代表として挨拶に立った浅井悠輔さんは情報・金融事業・リスク管理室の辞令を受け、「学生時代には1年休学し、フィジーで繊維製品の輸出を手掛けた。6月2日に、人事担当者から直に内々定を告げられたときの感激は一生忘れない。新たな人生が始まったと感じた」と話した。

 なお、入社セレモニーで使用した桜の花は福島県の桜農家が観賞用に切り出した枝のみを使用したという。 

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