ファッション

東北新社がグラニフ買収、豊富なIPの商品化加速

映像制作会社の東北新社は3月27日、グラフィックTシャツのグラニフを4月30日付で完全子会社化すると発表した。東北新社は、グラニフのオーナーである三菱商事系のファンド、丸の内キャピタルが所有するグラニフ株の全てを買い取る。買収金額は非公表。東北新社は「宇宙戦艦ヤマト」「牙狼〈GARO〉」などの豊富なIPを保有しており、グラフィックや多彩なIPの商品化で多くの実績を持つグラニフを傘下に収めることで収益の多角化を図る。

グラニフは、前身となるグラフィスが2001年の設立。その後、2020年に丸の内キャピタルが買収し、元ベイクルーズの幹部でEC事業成功の立役者だった村田明彦氏を社長に招聘。村田社長はTシャツ中心だった商品構成を、アパレル全般や生活雑貨、ホビー、トイなどに拡大し、店舗の大型化も進めていた。また、独自キャラクターIPである「ビューティフルシャドー」「イカク」「ラムチョップ」などの拡大にも注力してきた。

グラニフの2025年6月期は売上高134億円、営業損益がトントン、EBITDAが19億円、経常損失が1億6200万円、純損失が5億4300万円だった。純資産32億円に対し、総資産は138億円で、自己資本比率は23.9%。

東北新社は自社の映像制作や広告プロモーションを活用し、グラニフの独自キャラクターの育成やブランディングをおこなうとともに、アニメーションや映像作品なども制作していく考え。

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