三陽商会は4月14日、新社長に三井物産の元専務執行役員で社外取締役の平林義規氏(62)を昇格させると発表した。大江伸治・現社長(78)は代表権のある会長に就任する。平林氏は1963年2月1日生まれ。1986年に三井物産に入社し、2015年4月にコンシューマーサービス業務部長、17年4月に執行役員流通事業本部長、23年4月専務執行役員人事総務部長を経て、25年5月に三陽商会の社外取締役に就任していた。
現社長の大江氏も三井物産の出身で、三井物産の理事コンシューマーサービス事業副本部長、ゴールドウインの副社長を経て、20年5月から三陽商会の社長に就任し、陣頭指揮をとってきた。
三陽商会は米アクティブストファンドのサファイアテラ・キャピタルから内部留保の株主還元や1株あたり1200円もの特別配当を求める提案が出されていた。
同日付には取締役会の全会一致で反対意見を公開しており、新規ブランド開発や海外展開、M&Aなどへの投資を優先し、「短期的な還元よりも中長期的な企業価値向上を重視する」姿勢を鮮明にしている。