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ユニチカが染色工場をサントリーに売却、譲渡益194億円 ウイスキー「山崎」蒸溜所に隣接

経営再建中のユニチカは8月29日、子会社の大阪染工の本社工場をサントリーホールディングスに売却する。譲渡金額は非公表だが、譲渡益194億円を計上する。老舗の名門プリント工場として知られる大阪染工はサントリーのウイスキー「山崎」の蒸溜所に隣接しており、山崎蒸溜所と同じ地下水を使って染色やプリントを行っていた。関係者によると「以前は地下水を融通しあったり、パイプラインでつなぎサントリー側からタービンを回すための蒸気を供給されていた」という。土地は4.5万㎡になる。

すでに閉鎖を発表していた岡山県総社市の6.4万㎡の常盤工場についても土地・建物を22億円で売却する。売却先は非開示。

大阪染工は、大日本紡績(現ユニチカ)の山崎絹糸工場としてスタート。1977年にグループ再編で現在の大阪染工の本社工場になった。高いプリント技術で知られ、英「リバティ」のプリントも手掛けていた。

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