経営再建中のユニチカは8月28日、6月に発表していたシキボウへの繊維事業の譲渡について詳細を発表した。繊維事業の中核会社であるユニチカトレーディングの主力であるユニフォーム事業のほか、海外子会社の中国(北京)とベトナム、インドネシア子会社の全事業あるいは一部事業を譲渡する。衣料繊維事業の大半を譲渡することになり、譲渡する事業の合計の売上高は約170億円になる。譲渡価額は30億円。ユニチカは撤退する繊維事業の契約に関して8月中を期限としているが、ウイスキーの醸造所で有名な大阪・山崎にあるプリントの名門工場、大阪染工の去就についてはまだ発表していない。