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ドバイで展開するデザイン性も機能性も秀逸な「ローブ ホテルズ」【トラベルライター間庭がハコ推し!】

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるホテルが求められている。ラグジュアリーなイメージのドバイで、洗練されつつ、コスパが秀逸なローカルブランドの「ローブ ホテルズ(ROVE HOTELS)」に滞在して驚いた。観光スポットとホテルとの無料シャトルバスを運行するなど、ユニークなサービスも満載。それぞれコンセプトもデザインも違い、UAEの11施設の全てに滞在してみたくなる。ドバイへの旅が身近に感じるホテルブランドだ。

意外や意外、なサプライズも
うれしい中東・ドバイへの旅

初めての中東、ドバイ。プレスツアーで訪れたのは2025年3月だったが、文化も気候も全く違う地への旅なのでワクワク、ドキドキ、ハラハラ。富裕層のための街、というイメージがあり、かなり身構えた。

実際に訪れてみると都市は機能的で、ビーチリゾートも近く、砂漠地帯までは車でわずか45分程度。移動のロスもなく、さまざまな風景に出合える。物価が高いイメージがあるが、誰でも鑑賞できるダウンタウンの噴水ショー、ドバイファウンテンも2025年10月にリニューアル。さらに華やかなスペクタクルショーへと進化した。

市街地の各所にウォーターサーバーがあり、飲み水をいつでも無料で確保できるなど、街のインフラも整備されている。ドバイ国際空港に到着すると、24時間分無料で使えるSIMカードをもらえたのもありがたかった。ドバイはラグジュアリーなサービスも無限にあるが、工夫次第では、コスパよく、タイパよく、自分たちのような旅行者でも快適に旅できることがよく分かった。

シェイク・ムハンマド文化理解センター(SMCCU)や市内のモスクではイスラムの文化について学べ、ともに体験できるプログラムなどもあり、宗教的に閉鎖的なイメージも変わった。イスラムについての話を聞きながら、ともに朝ごはんや夕食を食べるプランなどは、観光としてもいいコンテンツだ。ドバイはイスラム諸国の中でも多文化に関して寛容な社会で、エミラティ(UAEが祖国の人)といわれるのはなんと全体の1割ほど。9割近くが各国から訪れた外国人のため、各国料理のレストランが並ぶのも特徴だそう。

そしてホテルも7つ星と称される世界最高級ホテル「バージュ・アル・アラブ」や「ブルガリ・リゾート・ドバイ」や「ラッフルズ・ドバイ」のようなグローバルブランドのラグジュアリーホテルで知られるが、現地にはリーズナブルかつスタイリッシュな機能的な、ドメスティックなホテルチェーンもあるのだ。

スタイリッシュで快適なドバイの旅を
サポートしてくれるROVE HOTELS

今回、滞在したのはビーチサイドの「ローブ ラ メール ビーチ(Rove La Mer Beach)」とビジネス街の中心地にある「ローブ ダウンタウン(Rove Downtown)」の2施設だ。それぞれまったく異なるロケーション、デザイン、コンセプトなのも興味深く、ドバイの街には気分や目的にあわせたローブ ホテルが点在。目的に合わせて数カ所、ホテルホッピングをするように滞在してみるのも楽しそうだ。今回は、実際に滞在した経験をもとに、賢くコスパもタイパもよく回るドバイ旅を提案したい。

まずローブ ホテルについて紹介しよう。UAEを拠点とするローカルチェーンホテルであり、11施設のうち、ドバイに10施設。壮大な噴水ショーのあるドバイモールのあたりやビーチ、万博会場になったエクスポシティなど、ビジネスにも観光にも便利な各ロケーションに展開している。そのロケーションにあったPOPでコンセプチュアルなデザインで知られ、シーズンオフだと1泊2人で9000円程度の場合も。実際、今回、私はシングルユースしたのだが、割高感はなかった。

とにかくスタイリッシュでワクワクする空間。コンビニエンスストアが併設され、大きなトランクを預けられる(自分でいつでも出し入れできる)ラゲージルームがあり、自由に旅したい層にはありがたい。1カ月滞在の料金設定もあるなど、長期滞在もしやすく、ランドリーも記念写真を撮りたくなるほどスタイリッシュだ。

そしてアクティブ派にとってさらなるサポートとなるのが、無料のシャトルバスだ(施設ごとにバスのサービスは異なる)。ホテルの前からドバイモールやエミレーツタワー、未来博物館などの観光スポットの往復をする便が運行し、確実に、安全に街を回れる。もちろん車社会のドバイでは、アプリから簡単にタクシーも呼べ、空港から市街地ダウンタウンまでも2000円程度でチップも不要と利用しやすい。行きのローブのシャトルバスで、帰りはタクシーをアプリで呼ぶなど、うまく組み合わせるのもいい。

どの施設にも楽しいデザインのラウンジやワークスペース、フィットネスジムなどがあり、中東の国らしく、本格的な祈祷室も完備されているのも印象的だった。(しかもオシャレ!)

客室は決してラグジュアリーではないけれど、機能的で、デザイン的なアイデアも満載。コンパクトで必要な機能だけ備え、ワードローブを収めるラックもあるなど、無駄がないのがよかった。寝るだけの部屋は簡素が一番!

ドバイ最先端の映えるビーチで
バカンス気分の「ローブ ラ メール ビーチ」

 最初に滞在したのはドバイで最先端の人口ビーチリゾート、ラ・メールのビーチサイドにあるホテル。ここは目の前にプライベートビーチが広がり、フォトジェニックなブランコがあるなど、思わず撮影したくなる仕掛けもたくさん。周囲にはスタイリッシュなレストランやバーが並び、そのパティオやバーのインテリアを見比べて歩くだけで楽しかった。夜はラウンジとして盛り上がっているらしい。それが徒歩圏内なのだから、夜遊びにはもってこいだ。

滞在は市内への取材も目的だったのだが、ダウンタウンの中心地までも車ですぐで助かった。さらには例のシャトルバスを活用すればさまざまな観光スポットを回れる。

秀逸なのはモーニングブッフェ。朝ごはんもついているプランを選んだが、これが大正解。豆のサラダやピタパンなどの中東料理ならではのフレッシュな料理が並び、なかでもレンズ豆やひよこ豆など具だくさんのスープは何度もおかわりをしたほど美味だった!

好きなものを好きなだけ食べられるというブッフェのメリットを最大限に生かして、全種を食べ比べてみるのも楽しい。チーズやヨーグルトなどのバリエーションが豊かだったので、全種をひと口ずつ、試してみた。カフェ席から外のテラス、ビーチやプールを見渡せるバー空間まで、席のタイプもさまざま。ビーチリゾートならではの開放的な朝ごはんとなった。

ビジネスユースにも最適な中心地
ダウンタウンを拠点に効率よく

取材が終わったフリーな1日は街の中枢に位置した「ローブ ダウンタウン(Rove Downtown)」に滞在することにした。ここは目の前にバージュ・カリファ(ドバイの超高層建築物)がそびえ立ち、道を渡るとドバイモールというダウンタウンの中心。同じく街をまわるローブ バス(Rove Bus)があり、目の前のドバイモールをはじめ、ビーチや各モールなどにもアクセスしやすい。

ルーフトップにはミーティングルームやフィットネスジム、スイミングプールなどが。仕事に集中できるとともに、バカンス気分も味わえる。同じくコンビニエンスストアやラウンジ、ラゲージルームもあり、機能性もピカいち。リゾート気分で朝ごはんを食べられるビーチサイドと違い、ダウンタウンの施設ではアメリカンな「T.G.I.フライデーズ」が朝ごはんの会場。夜もスポーツバーとしてにぎわっていて、エリアの特性に応じた空間作りをしているのだなあとうなった。

私はせっかくなので、ドバイらしい朝食を。ドバイモールの中にある高級メゾンが集まったファッション・アベニューには、高級ブランドに負けないほどラグジュアリーなカフェやレストランがあるのだ。しかも朝なら手の届く価格・・・と聞きつけ、散策してみることにした。まだブティックは開店前で、スタッフがミーティングしていたり、ディスプレーを整えていたり、清掃スタッフがフロアを磨いていたりで、営業中には見られない光景を眺められるのも興味深い。ファッション・アべニュー全体のオープンは朝10時だが、一部のカフェでは8時や9時から朝ごはん営業をしている。洗練された高級レストランでも、朝食ならば気軽に行ける。しかもすいていて眺望のいいテラス席も独り占めなのだ。私は少しスパイスの効いた中東の卵料理シャクシュカ(ディルハム=約2400円)をいただいた。これは贅沢な時間の使い方だった。

ユニークなのは、日本の百貨店や商業施設のようにフロアごとにファッションやコスメと飲食が分かれているのではなく、ブティックの隣がカフェ、ジュエリーショップの横にレストランなど、さまざまなお店が混在していること。高級なお洋服に食べ物の匂いが移ったりしない?と不安になるが、それは問題ない様子。100万円越えのバッグのとなりでチョコレートショップ兼カフェがあったり、そのカオスなのに調和された空気感がなんとも心地いい。
 

実はストイックなだけではないラマダン
街が華やかになり、絆を深める機会に

私が訪れたころはラマダンの時期だった。断食のイメージが強いが、家族でのきずなを再確認する時期であったり、困難な状況にみんなで耐えたりすることで、苦しむ貧しい層に思いを巡らせるような側面もあり、活発な経済活動はむしろ奨励されているのだとか。頑張った自分たちへのご褒美的なラマダンセールや、星や月の華やかなデコレーションもあり、街が輝いているのだ。各高級ブランドでも中東だけで展開するラマダンコレクションなるものが飾られ、こちらもあでやか。パリやニューヨークでも手に入らないレアなアイテムが並ぶのだ。

日没後にはラマダンの断食が終わるので、この時期のショッピングモールはいつもよりも遅くまで営業し、なかには夜中2時ごろまで営業する場合もあるのだとか。観光客も減る時期なので、あえてラマダンの時期をねらってドバイを訪れるのも賢い。欧米でいうクリスマス的な華やかさもあり、家族や仲間でお祝いする様子はほほえましい。イフタールなるラマダン明けを祝う夜の食事会もあり、各ホテルやレストランがこぞってイフタールのプランを企画している。これにファミリーや仕事仲間と参加し、華やかにその日の断食の終了を祝うのだ。(毎日のように!)ラマダン=つらい断食期間というイメージも消え去った。このイフタールが豪華すぎてラマダン太りなどという言葉もあるのだとか。

ラマダン――なかなか奥深い。2026年のラマダンの見込み時期(新月の観測により決定)は、2月17日頃から3月19日頃までの約1カ月間。最終日は町全体が祝福に包まれるのだそう。私もまた訪れるのならラマダン明けも体験できるタイミングを狙いたい。

「ローブ ホテルズ(ROVE HOTELS)」のようなドメスティックなホテルチェーンがあることを知れば、ドバイへの旅はもっと自由に、気軽に企画できそうだ。次はもっとプライベートの時間を充実させ、ドバイだけでなくUAEを巡る旅にチャレンジしてみようと思う。

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