
CFCLはこのほど、Bコープ(B Corp)の再認証において143.5点を獲得した。2022年の初回認証時に取得した128点を上回り、日本企業の中で最高得点(2026年2月現在)となる。
Bコープは、米国のNPO法人「B Lab」が運営する国際認証制度。社会性と利益を両立する事業を展開する企業を対象に、社会的・環境的パフォーマンスや透明性、説明責任などについて、B Labが設定した基準をクリアすることで取得できる。審査は企業活動全体を対象に、「地球環境」「コミュニティ」「社員」「ガバナンス」「顧客」の5領域で実施される。認証取得後も3年ごとに企業規模に応じた再審査が行われる。
今回の再認証では、企業成長に伴い審査項目がより詳細かつ厳格になった。3年間にわたり取り組んできた実績をもとに、計313項目に回答し、最終的にスコアを15.5点伸ばした。ニットに特化した事業構造・戦略・製品設計や再生・認証素材の採用など、CFCLのインパクトビジネスモデル(IBM)は初回から認められていたが、今回の審査では取り組みの広がりと実装の深化が評価されたという。
5領域のスコアは以下の通り。
地球環境:71.2(+10.3)
コミュニティ:30.7(-1.4)
ガバナンス:10.2(-0.1)
社員:27.3(+6.6)
顧客:3.9(±0)
「地球環境」領域では、初回認証時には1型だったライフサイクルアセスメント(LCA)の実施が、再認証では約81%(全183型中148型、2025年1月時点)に向上したことが評価につながった。また、再生ポリエステルの使用拡大や、二次流通サービスなどクローズドループの設計を前提としたビジネスモデルの進展も加点要素となった。「社員」領域では、企業成長に合わせて組織体制の整備が進み、評価制度の明文化とストックオプションの導入が加点要素となった。
同社は、今回の結果について「創業当初から継続してきた基本的な姿勢と日々の積み重ねが第三者によって示されたもの」としている。次回の審査からは、従来の点数評価に代わり、評価の枠組みそのものが改定される予定で、3年後に向けて新基準への適合を全領域で進めていくとしている。