PROFILE: 左:藤牧京介 右:西洸人
2026年にデビュー5周年を迎えるグローバルボーイズグループ・INI。2月24日、2nd写真集「Viva la vita」(講談社)を発売した。「Viva la vita(ヴィヴァ・ラ・ヴィータ)」とは、「人生万歳!」や「人生を楽しもう」、「今を一生懸命生きよう」という意味を持つイタリア語。そんな言葉にちなみ、イタリアを舞台に11人で過ごす旅の時間が切り取られた。
今回話を聞いたのは、メンバーの西洸人と藤牧京介。旅の空気を閉じ込めた写真集の見どころから、ステージでの手応え、5周年目の目標まで。撮影の思い出を振り返りながら、2人らしい自由な掛け合いが始まった。
ハプニング多発なミラノでの1週間
――1st写真集「Chrono」の発売から約2年半。自分たちの魅せ方など、成長や変化を感じる場面はありましたか?
藤牧京介(以下、藤牧):前回は初めての写真集ということで、みんな身構えていた部分もあったのかなと思うんですけど、今回は「11人でのイタリア旅行」がテーマになっているくらい、街を歩いているところやご飯を食べている様子など、僕らの自然体な姿をそのまま写してもらって、気楽に楽しみながら撮影できました。INIらしい雰囲気が詰まっていて、その中にキメているカットもあったりして。いろいろな表情を楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
(隣で静かに座っている西を見て)このままだと僕一人で喋っちゃうよ?洸人くんも入ってきてよ。
西洸人(以下、西):(笑)。入ろうかなと思ったんだけど、真面目に話をしてくれているから。
藤牧:僕が喋り出したら被せるっていうボケをしてくるだろうと思ったら、あまりにも喋んないから。タイミングを探ってたんだね。じゃあ、洸人くんは?
西:1冊目の撮影で行ったタイは真夏で過酷だったんですけど、今回はめちゃくちゃ涼しくて。なんならちょっと寒かったくらいで、全く別の空気感でしたね。
――エキゾチックなタイとイタリアのミラノでは、ロケーションも全く違いますもんね。
藤牧:さっき素の感じとは言ったんですけど……
西:(話を遮るように)確かに。
藤牧:違う違う違う。話に入ってきてって言ったけど、「確かに」って言っとけばいいわけじゃないから(笑)。当時からは時間も経っていますし、みんな大人っぽくなったと思います。
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――撮影をしたミラノで、記憶に残っている瞬間は?
西:数人ずつに別れて撮影をするタイミングがあったんですけど、ひどい土砂降りになってしまって。
藤牧:もともとボートに乗る予定だったんだよね。
西:そうそう。ボートに乗って撮影するっていう話で外に出たんですけど、視界が見えないぐらいの雨で、もうそれどころじゃなくて。でも、奇跡的に数分したら止んだんです。写真で見ると、雨が上がった雰囲気もすごくよかったなと思いますね。
藤牧:僕が忘れられないのは、撮影をしたヴィラのトイレ。洗面台の配管が故障していて、手を洗おうと思って蛇口をひねったら、配管から飛び出た水がビシャーってかかっちゃって。それがラストカットの直前だったんですよ。衣装にも着替えていたし、外でみんなを待たせてしまったんです。
西:ほかのメンバーはもう待機してたんですよ。位置にもついていて、あとはまっきーだねって。そしたら、ビシャビシャなまっきーが現れて……。
藤牧:それ嘘です(笑)。ビシャビシャな僕が出て行ったわけじゃなくて、濡れたところを乾かしてもらっていたら時間がかかっちゃったんです。「すみません」って後から合流したんですけど、あれはびっくりしました。
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――写真集は192ページと大ボリュームですが、中でもお気に入りのショットを教えてください。
藤牧:お気に入りショットか……。洸人くんは絶対あるもんね。
西:いやいや。
藤牧:やっぱりすごかったですよ、洸人くんの筋肉。さっき見せてもらったんですけど、やばいです。
西:僕も初めて見たんですけど、ちょっと恥ずかしいですね(笑)。あのときは張り切っていたけど、写真として残るってなったらやっぱり恥ずかしいっていう。
藤牧:写真集として、見たくなる要素って大事じゃない?そういう意味でも、洸人くんと理人(池﨑)の2人の肉体美の写真にはだいぶ助けられていますよ。
西:撮影中もみんな結構食べたりしてたんですけど、僕は体を見せる撮影が終わるまで魚やサラダ以外はなるべく食べないようにしていましたね。終わってからみんなと一緒に食べられた瞬間は、めっちゃ幸せでした。
――西さんはどのくらいの期間、体づくりをしたのですか?
西:実は、元々は裸のカットを撮る予定はなかったんです。一度別の媒体でそういう撮影があったのですが、無事に撮り終えたのでトレーニングもやめて、とにかくいっぱい食べちゃってたんです。そうしたら、ミラノ行きの2週間くらい前に、急遽「(裸の撮影も)やります?」っていう話が出て。
藤牧:前回の撮影を含めたら、半年くらい体づくりしていたよね?でもすごく頑張っていましたよ。
――では、西さんのお気に入りショットは?
西:僕はヴィラで撮ったラフな衣装の写真が好きです。部屋着姿で、テーブルを囲んでゲームして遊んだり、“おしゃれな男の子たちの日常”みたいな感じで、すごいかっこよく撮っていただきました。
藤牧:個人的には俺もヴィラのやつが好きでしたけど、INIとしてすごくいいなと思ったのは、表紙にもなっているスーツの写真ですね。最初に街に出て撮ってもらったんですけど、それはもうみんなかっこいいなと思いましたね。街並みもとてもきれいで、どこに行っても映えるんです。
――ミラノには何日滞在したんですか?
藤牧:1週間くらいです。最初に「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」の2026年春夏コレクションを見させてもらって、後半の3日間で写真集の撮影をしました。だから洸人くんは実質、最終日にやっとおいしいご飯を食べられたみたいな感じでしたね。
西:でも、ちょくちょく我慢出来なかったんです。途中で、ティラミスを3口くらい食べました(笑)。
――ショーを見た感想は?
西:それこそ11人みんなでショーを見たのも初めてだし、それだけでも楽しかったですね。ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)さんが亡くなる前に手掛けた最後のコレクションということもあって、歴史に残るものだったと思います。そんなショーを直接見ることができたのは、すごくうれしかったです。僕たちは、フロントローのとてもいい席で見させていただきました。
藤牧:ショーを見ること自体初めてだったので、ぜいたくな体験をさせてもらいました。モデルの方々も、会場の雰囲気も、本当かっこよかったです。
ユニット曲で放出した2人のエネルギー
――写真集のインタビューページでは、「2人ともユニット曲を通じて手応えを感じた」と語っていたのが印象的でした。
西:昨年9月に行ったバンテリンドーム ナゴヤ公演で、僕たちユニット曲をやったんですよ。でも、なんて言うんですかね、2人そろうと口が悪くなってしまうというか……(笑)。でもユニット曲では、そんな僕らのエネルギーが、存分に生かせたかなと思います。
藤牧:本当にそうでした。洸人くんが引っ張ってくれたっていうのもあったんですけど、最初に2人でどうするか話したときに、「一番印象に残ることをしたいよね」って意見が一致して。そういう気持ちもすごく通じ合っている部分があったなと思いました。
西:ユニット曲を通して「カマしたぞ」というのも、ファンの方たちに伝わったかな。
藤牧:これからは、もうちょっと共演したいですね。一緒にこうやって2人だけで取材を受けることもすごく新鮮で、貴重な機会です。
――個人として、またはINIとして、この1年どう進化していきたいですか?
西:シングルを出すたびに、メンバーの考え方とか、チームの考え方とかを共有する時間が徐々に増えています。何も分からない状態のスタートから、少しずつ、みんな積極的に参加するようになって、自分たちが本当に届けたいものを作れるようになってきているのかなって。5周年という節目でもあるので、僕たちなりに、支えてくれているファンの皆さんに何か残るものを届けたいなとは考えています。
藤牧:個人にもグループにも言えるんですけど、“一旦やってみる”というテーマを持ちたい。安全な道を進みたいタイプで、性格上あんまりチャレンジしないのですが。
西:いつも同じものばっかり食べています。
藤牧:そうそう(笑)。でも、今年は音楽も趣味も、グループでの挑戦も、まずは“一旦やってみる”みたいな気楽なテンション感でいたいなと思っています。自分はこうだからっていう頑なさを持ちすぎず、いろいろ試していく中で、新しい発見があったらいいな。
PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
[HIROTO NISHI]ジャケット 15万1800円、Tシャツ 3万1900円、共にC.P. COMPANY(C.P.COMPANY 渋谷店 03-634-1126)/パンツ1万400円、DAIRIKU(DAIRIKU info@dairiku-cinema.com)/その他スタイリスト私物
[KYOSUKE FUJIMAKI]ジャケット 12万1000円、パンツ9万4600円、シューズ 4万2900円/全てdoublet(ENKEL 03-6812-9897)/その他スタイリスト私物
INIの2nd写真集「Viva la vita」

発売日:2月24日
価格:3630円
頁数:192ページ
発行:講談社
https://www.vivi.tv/ini_photobook/