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「プラダ」のショーに架空のインフルエンサーが登場

 「プラダ(PRADA)」は2018-19年秋冬コレクションで、インスタグラムで話題の架空インフルエンサー、リル・ミケーラ(Lil Miquela)と協業した。

 「プラダ」はコレクションに登場したロゴのGIFをインスタグラムのストーリーズでリリースし、そのGIFをリル・ミケーラも自身のストリーズでも告知した。また、彼女は「プラダ」のアカウントをテイクオーバーしてショー会場の様子を撮影した動画を投稿した。自身のアカウントでは、最新のルックを身にまとったセルフィーや、ショー会場にいるかのような写真を投稿した。「デイズド&コンフューズド(DAZED & CONFUSED)」によるリル・ミケーラへのインタビューでは、「プラダ」がリル・ミケーラにアプローチをしたと明かされている。同インタビューで彼女は「昔からデザイナーのミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とブランドのファンで、声をかけてもらった時には喜んで引き受けた。私は『プラダ』と同じようなパッションや価値観を持ち、共感できる部分が多い」とコメントしている。

 リル・ミケーラはCGで作られた架空の女の子で、本名はミケーラ・ソーサ(Miquela Sousa)だ。ブラジル系アメリカ人という設定で、モデルの他、歌手として音楽にも携わっている。また、「ヴェトモン(VETEMENTS)」「シャネル(CHANEL)」「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」「シュプリーム(SUPREME)」「ケンゾー(KENZO)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」を着用したり、メイクのルックも投稿したり、ファッションやビューティに興味を持っているようだ。ニューヨーク・ファッション・ウイーク中に開催された「ディーゼル(DIESEL)」の偽物を模したポップアップショップ「デイゼル(DEISEL)」の最新作も着用した写真も投稿している。彼女の投稿は実際に存在する場所を背景に、(CGではない)人間と一緒に写っているものも多く、「本物なのかCGなのかわからない」「リアルすぎて怖い」など多くのコメントが寄せられている。16年に開設されたアカウントだが、すでに62万人のフォロワーを持つ。アカウントを運営している人の正体は明らかになっておらず、人気のユーチューバーが彼女に電話インタビューした際も声を変えて登場し、正体に対する質問を避けるなど、いまだに謎が多い。 最近はバックステージでも活躍し、自身のブランドを持つメイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が彼女をモデルとして起用し、話題を呼んだ。