
シンプルで主張しない。「無印良品」の化粧品は一見すると地味にも映るが、実際にはSNS上で常に話題を呼んでいる。バズがきっかけで欠品したアイテムも多く、化粧品カテゴリーの売り上げの伸長に与える影響は計り知れない。ではなぜ、「無印良品」のコスメは語りたくなるのか。大きな影響力を持つ美容インフルエンサー3人とその理由をひもといた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
友利新/内科・皮膚科医
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小出恵/gracemode 執行役員・「EMME」編集長
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丸の内OLの憂鬱/美容インフルエンサー
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黒船のような驚き
WWD:「無印良品」の化粧品が盛り上がってきたと感じたのはいつごろ?
友利新内科・皮膚科医(以下、友利):ここ3、4年と認識しています。以前は「コンビニで困ったときに買うもの」というイメージでしたが、徐々に“目的買いする存在”へと変わりました。YouTubeで視聴者から「無印良品を取り上げてください」という声が届くようになったのもそのころです。美容業界は一般的に、プレス向けの発表会でブランドの情報を得る流れがありますが、「無印良品」はそうしたアプローチを美容業界向けにはしていないはず。そのため、“黒船が来た”ような驚きがありました。
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