PROFILE: (左)大箸万里子/良品計画 生活雑貨部 小物雑貨担当 部長 (右)中野倫弥/良品計画 生活雑貨部 ヘルス&ビューティ(ケア)担当 カテゴリーマネージャー

「無印良品」が国内化粧品市場で存在感を高める契機となったのが、2023年の“発酵導入美容液”発売と“敏感肌用シリーズ”全面刷新だ。“発酵導入美容液”は過去最大のヒットとなり、品切れ状態が続いたことでも注目を集めた。製品開発の裏側を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋に加筆しています)
急成長の理由
3. “生活の基本製品”を磨く原点への立ち返り
“敏感肌用シリーズ”と全スキンケア製品の刷新
23年の“敏感肌用シリーズ”の刷新は、良品計画としても一つの大きな転機だった。きっかけは21年に当時社長だった堂前会長が掲げた「第二創業」宣言だ。企業理念を改めて見直し“日常生活の基本を担う製品”を作るという原点に立ち返る中で、ロングセラーの“敏感肌用シリーズ”もこのままでいいのかを問い直した。「循環・資源・自然といったテーマを大事にしている企業として、化粧品でも素材や処方にもっとこだわるべきではないか。そうした問題意識から、ここ2年ほどで全スキンケアシリーズのリニューアルに取り組んだ」(大箸・生活雑貨部 小物雑貨担当 部長)。
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