ファッション
特集 メンズ・ファッション・ウイーク2026-27年秋冬Vol.2 第2回 / 全6回

「愛着と懐かしさ」「礼装すら個性」 2026-27年秋冬メンズコレクションを包んだ3つのムード

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「愛着と懐かしさ」「礼装すら個性」 2026-27年秋冬メンズコレクションを包んだ3つのムード

生地の綻びや、汚れまで愛する。極上のテクスチャーで心を癒やす。フォーマルの様式すら逸脱し、“定番”を自分らしく着こなす……。今季のメンズコレから見えてきたのは、華美な装飾で圧倒するのではなく、個人のライフスタイルや精神性に深く寄り添う「私的なラグジュアリー」の探求だ。4つの象徴的なムードをひも解き、キーとなるアイテムや色柄、素材を分析する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月2日号からの抜粋です)

MOOD 1:
NOSTALGIA & ATTACHMENT

時間の痕跡を愛でる“愛着”のレイヤード

今季最も注目すべき「愛着」や「懐かしさ」の表現は、服の汚れや破れ、ほつれ、退色といった形で表れた。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「プラダ(PRADA)」のほかにも、着古したウールコートの質感をピリング(毛玉)で表現した「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や縮絨加工で表現した「カラー(KOLOR)」、ビンテージレザーのリアルな色むらを再現した「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」などが趣向を凝らした。クラシックなアーガイルやタータンチェック柄も頻出。「アミ パリス(AMI PARIS)」のように、カジュアルなキャップやルーズなデニムと合わせ、洗練されたスタイルへと落とし込みたい。

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“愛着”という新しいラグジュアリー  2026-27年秋冬メンズ・コレクション詳報

クワイエット・ラグジュアリーの潮流が続くメンズファッションでは、テーラードジャケットやコート、ミリタリーウエアやジーンズといったメンズワードローブのステイプル(定番)を基底に置いたスタイルが、引き続き提案の主軸。この間に目まぐるしく続いたデザイナー・シャッフルの様相に反して劇的な変化は見られないものの、デザイナーたちの思索の深層では、新たな価値転換が起こり始めています。

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