日本ではアディダス ジャパンが運営する「アディダス(ADIDAS)」は、パフォーマンスランニングシューズ“アディゼロ”シリーズで、ブランド史上最軽量のレーシングシューズの最新モデル“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 2(ADIZERO ADIOS PRO EVO 2以下、エヴォ2)”を発表した。5月下旬発売予定で、価格は2023年に発売した前作“エヴォ1”と同じく8万2500円。
前作の“エヴォ 1”は、24年のマラソン世界6大大会で男女優勝者12人のうち、半数が着用。25年1月の箱根駅伝では、総合優勝を果たした青山学院大学の選手らをはじめ、着用率ナンバーワンシューズとなるなど、国内外の主要大会でアスリートの好成績を支えている。
片足あたり138グラム
最新作の“エヴォ2”は、「さらなるエネルギーリターン、レースでのスピード向上を目指し開発した」(発表資料から)といい、ブランド独自の低密度高反発素材をベースにした次世代フォームテクノロジー“ライトストライク プロ エヴォ”を前足部に3ミリメートル増量。これにより、5%のエネルギーリターンの向上を実現したという。ただし、重量は27.0センチメートルで片足あたり138グラムと、前作から増えておらず、引き続きブランド史上最軽量となっている。
アウトソールは“エヴォ 1”から大幅刷新。接地した際に適切なトラクションを発揮できるよう設計したグリップパターンのアウトソールを新採用した。同シューズの推進力のキモの1つである前足部のロッカーは、“エヴォ 1”同様にシューズ全長の60%を占める位置に設置。5本指形状のカーボンロッドも前作に続き搭載している。