オンワードホールディングスは24日、活躍したチームや個人を表彰する「2024年度オンワードグループ表彰式」を丸の内の東京會舘で開催した。昨年子会社化したウィゴーも含めたグループ各社から400人以上が出席し、50のチーム・個人に賞が贈られた。
販売、商品企画、マーケティング、デジタル、製造などファッションビジネスに関わる幅広い業務が対象になる。予算達成などの厳しい指標をクリアした人たちに、それぞれの賞が与えられた。「ジョゼフ」のロンドン・セルフリッジ店、「カシヤマ」の大連工場のスタッフら海外の従業員も出席した。初参加のウィゴーは、“レースアップ痛バッグ”のヒット、池袋ピーダッシュパルコ店やmozoワンダーシティ店の販売成績が評価され、プレジデントアワードを受賞した。ウィゴーを代表してスピーチに立った石川学さんは「今年は世界に向けて戦っていくのでよろしくお願いします」と抱負を述べた。
最も盛り上がりを見せたのは、中核会社オンワード樫山の全国の店舗の中から優れた店舗を表彰するベストショップアワードだった。最上位のゴールド賞に選ばれたのは「オンワード・クローゼットセレクト」のパルクアベニュー・カワトク店(盛岡市)だった。岩手県唯一の百貨店である川徳に昨年3月にオープンしたばかりの同店は、1階グランドフロアの340平方メートルという立地を生かし、20〜30代の若い世代の女性客を獲得することに成功した。