「アディダス(ADIDAS)」は、ベルギー発のストリートブランド「アルテ アントワープ(ARTE ANTWERP)」との長期的なコラボレーションを発表した。今後、ベルトニー・ダ・シルヴァ(Bertony da Silva)「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターのルーツであるアンゴラとヨーロッパで育った経験をデザインとして落とし込むことで、「アディダス」のスリーバーロゴがスポーツとファッションの垣根を越えたカルチャーとして根付くことを目指すという。
第1弾コラボは日本初展開の新作スニーカー
今回の発表について、エイミー・アラナ(Aimee Arana)「アディダス」スポーツウエア&トレーニング・グローバルシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは「両ブランドの理念に忠実であり、流行にとらわれることなく、慎重にデザインされたワードローブにしたくなるようなアイテム群であり、ユースカルチャーとスポーツウエアの美学が完璧に調和したデザインがそろう。『アディダス』のスポーツウエアは、常にカルチャーを原動力とし、コミュニティーのために作られてきたが、今回のコラボシリーズもその例に漏れず、スポーツカルチャーに生き、スポーツカルチャーに息づく人々のために、ディテールを洗練させながら、日常の着こなしを構築していく」と説明した。
また、ベルトニー「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターは、「『アディダス』の豊かな伝統とパフォーマンスの信頼性に、『アルテ アントワープ』のクリエイティブな感覚やデザイン哲学を注入するが、これは私たちにとって単なるスポーツウエアとのパートナ ーシップではない。速いペースでトレンドに左右される状況の中で、物事をスローダウンさせ、デザインの中心に本質を取り戻すチャンスと捉えている。私たちは、クラフツマンシップやカルチャー、そしてパフォーマンスのバランスが取れたアイテムを通じて、スポーツウエアを再定義することを目指す。私たちのコレクションは、洗練されたデザインへのアクセシビリティを高め、ヨーロッパのスポーツ文化とそのヘリテージについても表現する」とコメントしている。
記念すべき第1弾コラボは、日本初展開となる新作スニーカー“ライトブレイズ ポッド(LIGHTBLAZE POD)”のオールホワイトカラーを用意した。価格は2万7500円で、「アディダス」の公式アプリ「コンファームド(CONFIRMED)」でのみ取り扱い中だが、購入には専用の“コード”が必要となる。まずは、ベルトニー「アルテ アントワープ」創設者兼クリエイティブ・ディレクターをはじめ、「アディダス」契約アスリートのラファエル・レオン(Rafael Leao)やヌーノ・メンデス(Nuno Mendes)、ミュージシャンのジェイ・パーク(Jay Park)やDJ RYOTAらがSNSで発信している“コード”を受け取り、その後、自身でも“コード”を作成して他2人に伝えると購入権を得ることができるという。
なお、キャンペーンビジュアルのモデルには、元ベルギー代表サッカー選手のムサ・デンベレ(Mousa Dembele)を起用した。