
全国800店舗以上を展開する総合リユースショップ「セカンドストリート(2ND STREET)」で、今夏売れたブランドは何か?6〜8月に人気だったブランドTOP5をカテゴリーごとに一挙に紹介する。デザイナーズで人気は「ディーゼル(DIESEL)」。Y2Kブーム再燃で「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」の人気も高い。ガーリー系では「ココディール(COCO DEAL)」が初ランクインした。一次流通で人気なブランドは、二次流通でも同じだ。なお、カテゴリーは「セカンドストリート」判断に依る。
デザイナーズ(メンズ)
1.「ディーゼル」Tシャツ、ボトム、長袖Tシャツ、ショートパンツ
2.「ポール・スミス」長袖シャツ、Tシャツ、半袖シャツ
3.「ヒステリックグラマー」ボトム、長袖Tシャツ、半袖シャツ、ジップパーカ
4.「モンクレール」Tシャツ、ポロシャツ、ダウンジャケット、長袖Tシャツ
5.「ブラックレーベル・クレストブリッジ」Tシャツ、長袖シャツ、半袖シャツ、ポロシャツ
売れ筋傾向:
1位、3位はY2Kファッションの再燃を追い風に、人気がさらに加速している「ディーゼル」と「ヒステリックグラマー」。特にブランドの代名詞ともいえるダメージ加工デニムは、まさに今のトレンドを象徴するアイテムとして、リユース市場でも価値を高め続けている。2位の「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は、テーラードジャケットに加え、上質な素材を用いたシャツも人気。シンプルな無地のものからブランドを象徴する特徴的な柄物まで、オンオフ問わず活躍することから幅広い層の信頼を獲得し、安定した需要に繋がっている。そして4位には、高級ダウンウェアの代名詞「モンクレール(MONCLER)」。ブランドアイコンのダウンジャケットは季節外でも取引が活発で、ロゴ入りTシャツなども人気が高く、そのブランド力を証明する結果となった。
デザイナーズ(ウィメンズ)
1.「ディーゼル」Tシャツ、パンツ
2.「イッセイ ミヤケ」パンツ、ワンピース、カーディガン
3.「コム デ ギャルソン」スカート、パンツ、Tシャツ
4.「ヒステリックグラマー」Tシャツ、長袖Tシャツ、パンツ
5.「クラネ」パンツ、ワンピース、ロングスカート
売れ筋傾向:
Tシャツなど夏物の伸びが目立ったほか、各ブランドでパンツやスカートといった「定番アイテム」の売上構成が高い。「ディーゼル」はウィメンズでも好推移している。特に近年は好調で、デニム人気の再燃や、Y2Kファッションの要素を取り入れたデザインがZ世代を中心に支持されたことが挙げられる。また、これに続き「ヒステリックグラマー」も再評価されており、得意とする派手なグラフィックやタイトなシルエット、韓国アイドルの着用やコラボレーションから人気が高まっている。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」は「プリーツ プリーズ」「トリコ(現タオ)」といったラインが実用的なデザインと価格で二次市場で多く流通。特にプリーツ プリーズ」は自宅で簡単に洗濯ができる取り扱いのしやすさや、着用時の快適さが魅力でセカンドストリートでも年間を通してカットソーやブラウス、パンツが人気。
セレクト(メンズ)
1.「フリークス ストア」ボトム、半袖シャツ、Tシャツ、カーゴパンツ
2.「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」ボトム、半袖シャツ、長袖シャツ、Tシャツ
3.「ビームス」ボトム、半袖シャツ、Tシャツ、ショートパンツ
4.「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」半袖シャツ、テーラードジャケット、セットアップ、長袖シャツ
5.「ナノ・ユニバース」セットアップ、半袖シャツ、ボトム、長袖シャツ
売れ筋傾向:
「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」がその勢いを象徴するようにトップに立っている。これらのショップに共通して見られるのは、Tシャツや半袖シャツといったシーズナルな主力商品の強さ。また夏の定番アイテムだからこそ、各ショップが展開する別注品やコラボレーション商品も人気で、他にはないデザインを求めるお客さまから高い評価を得ている。また、コーディネートの基盤となるボトムス類も年間を通じて安定した需要がある。
セレクト(ウィメンズ)
1.「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」パンツ、ワンピース、ロングスカート
2.「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」パンツ、ワンピース、ロングスカート、長袖ブラウス
3.「フリークス ストア」ワンピース、パンツ、ロングスカート
4.「イエナ」ロングスカート、パンツ、長袖ブラウス
5.「スピック&スパン」パンツ、ロングスカート、長袖シャツ(ブラウス)
売れ筋傾向:
夏物ワンピースが売れ行き好調で、ノースリーブの売り上げが半袖を上回る傾向。猛暑対策も一因としてあるが、インナーや羽織りで着回しができることや、セレクトショップの提案するアクセサリーおよび小物との親和性が高くよりミニマルでトレンド感のある着こなしができることから支持されている。また、パンツ・ロングスカートも年間通して需要が高い。上位の売れ筋ブランドは長期に渡り変動がなく、ブランド力や品質の高さ、移り変わるトレンドやニーズに対応することで安定的な人気を獲得している。
アウトドア(メンズ)
1.「ザ・ノース・フェイス」Tシャツ、ショートパンツ、ボトム、ナイロンジャケット
2.「パタゴニア」ショートパンツ、Tシャツ、半袖シャツ、ボトム
3.「グラミチ」ショートパンツ、ボトム、ストレートパンツ、Tシャツ
4.「コロンビア」半袖シャツ、ショートパンツ、ナイロンジャケット、ボトム
5.「モンベル」ボトム、ナイロンジャケット、ショートパンツ、マウンテンパーカ
売れ筋傾向:
1位は、ストリートでも絶大な人気を誇る「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」。2位には「パタゴニア(PATAGONIA)」が再浮上。この時期に売り上げの上位を占めるのは、Tシャツ、ショートパンツ、ボトムス、ナイロンジャケットといった定番アイテム。特に、ブランドの垣根を越えたコラボ商品は毎回高い人気を博している。また、アウトドアブランドのダウンジャケットはトレンドの変化に強く、機能性を追求した完成度の高いモデルを継続して展開しているため年間を通して需要がある。
アウトドア(ウィメンズ)
1.「ザ・ノース・フェイス」Tシャツ、パンツ、ナイロンジャケット、マウンテンパーカ
2.「モンベル」パンツ、ナイロンジャケット、マウンテンパーカ
3.「コロンビア」ナイロンジャケット、パンツ、マウンテンパーカ
4.「パタゴニア」パンツ、Tシャツ、ナイロンジャケット、フリースジャケット
5.「グラミチ」パンツ、スカート
売れ筋傾向:
Tシャツやナイロンジャケット、パンツといった夏のアウトドアやレジャーに最適なアイテムが売れ行き好調。「ザ・ノース・フェイス」のコンパクトジャケットなど持ち運びしやすいナイロンジャケットが特に人気で、季節を問わず需要が高い。「パタゴニア」ではバギーズショーツをはじめとしたショートパンツが最も売れ行きがよく、また“レトロX”や“シンチラ・スナップT”といったフリースアイテムは夏でも根強い人気があり、秋冬シーズンに向け注目度が一層増しそう。全体としては実用性、デザイン性の高さが評価される「ザ・ノース・フェイス」が1位を継続。比較的リーズナブルな価格帯からはシンプルデザインで機能性を重視したアイテムが人気の「モンベル(MONT-BELL)、デイリーユースに最適な「コロンビア(COLUMBIA)」がランクインした。
ガーリー(ウィメンズ)
1.「スナイデル」ワンピース、ロングスカート、半袖ブラウス
2.「フレイ アイディー」ワンピース、ロングスカート
3.「リリー ブラウン」ワンピース、ロングスカート
4.「アメリ」ロングスカート、パンツ、ワンピース
5.「ココディール」ロングスカート、ワンピース
売れ筋傾向:
マッシュスタイルラボのブランドが売上数量上位を独占。圧倒的人気の「スナイデル(SNIDEL)」をはじめ同社は各ブランドが明確なコンセプトをもって展開されているため、多くのファンを生み出し、ライフスタイルや好みの変化に合わせてグループ内で別ブランドへ移行しやすく安定的な売り上げにつながっている。アイテムはワンピースとスカートがガーリーブランドの主力アイテムとして年間を通して好調に推移。フレアやナロー、マーメイドといった身体のラインを綺麗に見せるデザインや、プリーツ、シアー、ツイードなど素材感のあるものは一枚で華やかさがあり売れ筋となっている。
夏物の全体傾向:
今年の夏も猛暑と長期化を予測し、例年より早めに夏物の展開。長期化する夏の対策として夏物買取を強化し、在庫確保に取り組んだ結果、売上・買取共に好調な実績となった。例年不足しがちなメンズ夏物衣料の確保のため「通年_メンズ夏物衣料の買取訴求」の販促物を作成し買取訴求を行っている。メンズ、ウィメンズ共に引き続きトップスはショート丈の人気が高く、ボトムスはリアルな加工が施されたアイテムの需要が高まっている。
秋物の取り組み:
近年の「暖秋」傾向は、秋物商戦のあり方に大きな影響を与えている。主力であったニットやカーディガンといった本格的な秋物の需要期が後ろ倒しになり、結果として秋物全体の販売期間が著しく短くなっている。このような状況に対応するため、MD計画を柔軟に変更。気温が本格的に下がるタイミングを見極めて、適切なタイミングでニットやカーディガンなど秋物の拡充を強化する。