PROFILE: 川瀬陽介/セカンドストリート店舗運営4課 マネージャー

現場と経営層とをつなぐ需要な役割を果たすのが、中間管理職(課長クラス)だ。プレイヤーでありながら、マネジャーとしてチームメンバーを鼓舞し、成果を出す――ファッション&ビューティ企業で活躍する、そんな「令和のプレイングマネジャー」たちに、マネジメントの秘訣を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
2ND STREET
直属の部下であるエリアマネジャー7人と共に、「セカンドストリート(2ND STREET)」都心型衣服専門店約60店を管轄するのが、川瀬陽介セカンドストリート店舗運営4課マネージャーだ。プレイヤーとしては、課題解決のための店舗視察や、新規出店および店舗リニューアルのための商品構成の立案などを行っている。
MY RULES
〇 対面でのコミュニケーション
〇 対話を促し、傾聴する
〇 公正に評価し、成長を支援する
困難な課題にはチーム全員で知恵を出し合う
「自分1人の力では成しえない大きな成果を、チームで達成できたときに、強いやりがいを感じます」。数字目標を伝えるだけなら簡単だが、いかにそれを実現するか。川瀬さんはアクションにつながる明確な目標を掲げることを心掛けている。「例えば店舗の営業利益予算を達成したい場合、何をすればその店が予算を達成できるのか。1つ1つ分解しながら細かい作業軸にまで落としこみ、自分の言葉に変換して伝えることを意識しています」。
困難な課題に直面したときは、チーム全員で知恵を出し合って解決する。多くの人を巻き込むことも意識する。「全店での予算達成を掲げており、どこかの店舗で目標達成が難しそうなときに、その担当エリアマネージャーだけでなく、皆で解決策を考えたりします。それによって課題をクリアできたときは、大きな達成感があります」。
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