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「ヴィクター&ロルフ」の衝撃的なメッセージをのせたドレスが話題に SNSでパロディーが続出

 「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」が1月23日にパリで発表した2019年春夏オートクチュール・コレクションがSNSで話題になっている。インスタグラムのテキストからインスピレーションを受け、「Sorry I’m late, I didn’t want to come(遅れてごめんね、来たくなかったの)」や「I’m not shy I just don’t like you(私はシャイじゃないのよ、単にあなたのことが嫌いなだけ)」といった数々の衝撃的なメッセージをチュールドレスにのせたシュールなコレクションから逆にインスピレーションを受けて、ミーム(ユーモラスなインターネットユーザーによって急速にコピーされて広がる画像、ビデオ、文章などのこと)を製作するユーザーも出てきた。

 インスタグラムで88万のフォロワーを抱えるアーティスト系ミームアカウント、セイント・ホアックス(Saint Hoax)は、レディー・ガガ(Lady Gaga)やマライア・キャリー(Mariah Carey)、リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)、クリス・ジェンナー(Kris Jenner)、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)らの顔をコラージュし、それぞれ過去にインターネットでバズったセリフをドレスにのせた。

 レディー・ガガには映画「アリー/ スター誕生(A Star Is Born)」のプレスツアーで話題を呼んだセリフがのせられている。これは“There can be a hundred people in the room and 99 don't believe in you, but one does. That one is him(100人が部屋にいて、99人があなたを信じてくれなくても1人は信じてくれる。それが彼)”というもので、共演者のブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)との感動的なエピソードなはずだったが、映画のプロモーションツアー期間中に何度も使い回したためにインターネットミーム化してしまったセリフだ。その他、クリス・ジェンナーのドレスにはドラマ「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up With the Kardashians)」での有名なセリフが、マライア・キャリーにはライバルのジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)について意見を求められた時の有名なセリフがのせられている。

 セイント・ホアックスの他、“NO”というメッセージがのせられたドレスに「彼が『僕らまだ友達になれるよな』って言ったとき」というキャプションをつけたものや、“クソったれ、私はパリに行くわ(F* this I’m going to Paris)”というドレスを絵画にコラージュしたもの、12星座占い風にメッセージドレスの画像をコラージュしたものなど、さまざまなバリエーションがすでに誕生している。

 “ファッション ステートメント(Fashion Statements)”と名付けられた同コレクションについて、ロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)「ヴィクター&ロルフ」デザイナーは「どのステートメントも分かりきった、安易な内容。インスタグラムやSNSにはそういった陳腐なものがあふれているが、これらは過剰なくらい輝くロマンチックな気持ちになるオートクチュールのドレスを中和すると思ったんだ」と説明している。