ファッション

カール・ラガーフェルドが「シャネル」クチュールのショーに姿を見せず

 「シャネル(CHANEL)」は22日、2019年春夏オートクチュールのショーをパリのグランパレで開催した。ショーはパリ時間10時と12時の2回開かれたが、デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)はいずれのショーにもフィナーレの挨拶に登場しなかった。

 イタリアのヴィラをイメージした今季のクチュールは、ヤシの木に囲まれたプール付きの別荘を会場内に作り、モデルたちは庭園の散歩道を模したランウエイを歩いた。フィナーレでは、シルバーに輝く水着を着て、頭にベールを載せた花嫁が登場。バックステージへ戻るモデルを迎えたのは、カールの長年の右腕として知られるクリエイティブ・スタジオ・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)だった。

 1回目のショーの終わりに会場には英語とフランス語でアナウンスが流れ「ラガーフェルド氏は2回目のショーには出席する」とだけ伝えて欠席の理由については触れなかった。だが、2回目のショーの後にもカールは姿を見せず、再びアナウンスで「ラガーフェルド氏は疲労によりショーには参加しませんでした。そしてヴィルジニー・ヴィアールにクリエイティブスタジオのディレクターとして、18世紀に着想を得たこの素晴らしいコレクションの最後に、彼に代わって皆様に挨拶をするように頼みました。ラガーフェルド氏がすぐに回復することを願っています」と伝えた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。