
「現代中国経済」(有斐閣アルマ)、「チャイニーズ・ドリーム」(ちくま新書)などの著書で知られる東京大学社会科学研究所の丸川知雄教授は、6月から3カ月間、深圳に滞在し、広州市番禺区の「シーイン村」をはじめ、中国有数の縫製拠点を自らの足で歩き、現地企業への聞き取り調査を行った。「シーイン」が急成長できたのは、世界有数の縫製産地である広州に本拠を置いたからと言っていい。ただ、米中対立やフランスでの「ファストファッション法案」の可決など世界各国での摩擦も引き起こし、一部の報道では「シーイン村」も影響を受けているとされる中、実情はどうなのか。急激に変化する中国の縫製産業の現状について、中国経済と産業政策の第一人者である丸川教授の特別寄稿をお届けする。(文・写真、ともに丸川知雄教授)(この記事は「WWDJAPAN」2025年10月27日号から抜粋・加筆しています。無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
「シーイン」は2015年の広州市番禺区に移転後に急成長
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