ファッション
連載 中国電脳コマース最新情報

SHEIN最強の黒子「シンドバッド」が断言! 「超高速サプライチェーン発の流通革命が始まった」

有料会員限定記事

 中国越境EC(電子商取引)大手の「シーイン(SHEIN)」が話題だ。破竹の勢いで成長を続け、その売上高は今やユニクロを擁するファーストリテイリングを上回ったとも伝えられている。米調査会社CBインサイツによると、評価額はなんと1000億ドル(約13兆円)で、世界第3位のヘクトコーン(未上場で10兆円以上の株式評価額の企業のこと。1兆円以上だとデカコーン)企業である。

 「シーイン」については日本でも取りあげられる機会が増えてきたが、おそらく今後は同様のビジネスモデルを展開するミニ・シーインが多数登場することは確実だ。なぜなら「シーイン」のサプライチェーンを支える企業が第三者企業にサービスを提供しつつあるからだ。

 シーイン最大のサプライヤーの一つであるシンドバッド(達達辛巴達(広州)科技有限公司)はその代表格。2023年4月、ベンチャーキャピタルから数千万ドル(約数十億円)規模のシリーズA調達を完了したことを発表した。シーインを支える「フレキシブル・サプライチェーン」を、より多くの企業に提供していく方針を示している。

 シーインについては以前にも取りあげたため、ここでは簡単に紹介したい。女性向けアパレルを中心に全世界に展開するECプラットフォーム、ブランドであり、その強みは3点にまとめることができる。

この続きを読むには…
残り3139⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。