
先日、とある学校による学内コンテストの審査員を務めました。ビジネス視点も重視するコンテストでは、ブランドのポジショニングやターゲット分析、原価率と価格の設定も重要です。多くの学生は、原価率を30%台に設定。それを下回る学生が1人、上回る学生が2人というカンジでした。
およそ30%という原価率は、日本のブランドにとって「当たり前」でしょう。だからこそ「ユナイテッドトウキョウ(UNITED TOKYO)」など、原価率が50%に近いブランドは“高見え”するので、私でさえ「お、いい面構えだな」なんて思うわけですが、30%台という設定は当たり前すぎて、議題に上がることなんてないのかもしれません。
しかし世界を見てみれば、ラグジュアリーブランドには原価率が20%台のブランドも多く、韓国ブランドに至っては15%程度も珍しくないと聞きます。実際上の対談で話した通り、韓国ブランドでは実際の商品を見ると、「こんなカンジかぁ」と思う時もあるのです。
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