ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第229回

一人ひとりバラバラじゃないRNAでも、相当パーソナライズドできそうという話

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上の記事の通り、先日、花王によるRNA事業の本格展開に関する記者会見に伺いました。詳細は記事の通りですが、色々気づくことがあったのでご報告します。

以前も書いたことがありますが、RNAはDNAと違い、「完全に一人ひとりバラバラ」ではありません。ゆえに完全なるパーソナライズド製品を作るなら、DNAを研究する方に分があります。こちらを研究するのは、資生堂ですね。

一方、RNAは変化しますので、その時々に合った製品の提供が可能です。「ソフィーナ(SOFINA)」と「ジアンサー(THE ANSWER)」の新製品は、まさにこの考え方から生まれています。いずれも製品ラインアップは有限で、消費者はその中から、その時のベストを選ぶ仕組みですから“完全なる「私だけのコスメ」”が手に入る仕組みではありません。でも、そもそも有限の製品がすでに蓄積している膨大なRNAデータから生まれているので、正直“完全なる「私だけのコスメ」”じゃなくても良い気がします。そして最適な「ソフィーナ」や「ジアンサー」を使い続けることで自身の肌、もしくは髪や頭皮のタイプが変わったら、また最適解の製品を選び直す。ゆえに当初RNA技術を実装した製品は、サブスク型のビジネスを取ります。なるほど変化するRNAを見つめた製品は、消費者と長期にわたる関係が築けるんですね。

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