
本日発売の「WWDJAPAN」は、yutori特集。片石貴展社長はもちろん、彼の右腕の皆さんにもご登場いただき、(同社のYouTubeチャンネルではありませんが)若い世代の“ゆとらない日々”が築いたビジネスに迫っています。ぜひご覧ください。
私は片石さんへのインタビューを担当しましたが、その中でヒザを打つ言葉がありました。「上の世代は、ファッションとかカルチャーを言語的に捉えている感覚がある。『1970年代はこういう時代で』や『こういうカルチャーがあって』『その派生でこういう音楽が生まれ』『こんなファッションが流行した』みたいなに軸や文脈をちゃんと捉えながら、体系的に理解していると思う。逆にそれを理解していないと、『フェイク』とまでは言われないけれど『なんか“にわか”だよね』みたいな圧力を感じる。一方、若い子は感覚的で、少なくとも音楽とは紐づいていない。洋服と音楽はそれぞれ独立したもので、もっと直感的かつ反射的に昔とそのリバイバルを捉えている」という一説です。
これは、若干悲しい気持ちもありますが、正直真実だろうと思います。特にそれを感じるのは、ビンテージジーンズの世界です。夢中になっている人たちの多くは、現在48歳の私と同年代な気がします。もちろん若い世代がいないとは言いませんが、やはり熱量が高いのは、この世代。理由は、ものすご〜〜〜〜く体系だった知識が大事だから。いや、大事というか、それがわかるともっと楽しいからではないでしょうか?そう考えると、私たち世代と若い世代は、そもそも古着に対するスタンスが全然違う気がしますね。私たち世代はオリジナルを探そうとしている気がしますが、一方で若い世代はもちろん偽物は買いたくないでしょうが、「あの時代の、これ」までこだわっていない気がします。双方がなんとなく体系だった文脈を意識しているのは、「AKIRA」的なマンガTではないか?というのが私の自論です。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
