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1位
「カーハート」ジャケット
「カーハート」というブランドネーム人気が強い。扱っている店舗も少なく、買値も上がり、値段も高騰しているが、いまだに売れ続けている。今年は短丈のボックスシルエットのアウターが特に良く、デトロイトもカラー物は値段が3万5000円前後とかなり高額になっているが、それでも他店にないため、売れていた。フードなしが好調。カバーオールタイプも今年は人気。
2位
「カーハート」スエット
ジャケット同様ブランドネームが強く、今年は裏地サーマルなどのジップパーカも売れていた。ビッグサイズのトレンドも落ち着いてきてトップスがサイズダウンしてくる中でも売れている。胸にネームが入る物が特に良い。
3位
ジップパーカ
今年はジップパーカの当たり年。気温が下がらなかった影響もあり、着脱が楽で温度調節しやすく、人気が集中。問合せも多かった。「カーハート」も売れていたが、「
ラルフ ローレン」のものも売れていた。ビンテージを求めている若い人も増え、アルミジップなど80s年代のものも売れていた。ただし、サイズが小さいものが多いのが難点。
4位
ハーフジップニット
毎年売れている人気アイテム。少し落ち着いた感じはあるが、人気カラーのアイボリーやカーキなどはいまだに「メルカリ」で1万円以上の値がついていたりする。今年はタイトめなものも女性のガーリーテイストに編集することで反応が良い。特に「ラルフ ローレン」とアースカラー人気。
5位
「ラッセルアスレティック」スエット
「ラッセルアスレティック」がブランドとして若い子に認知されてきており、刺さるシルエット、袖が落ちる感じが好評。今まではそこまで動きがよくなかった無地もインナーとして買われるお客さまもいた。ジップパーカも人気だった。
6位
リメイクのショートニット・スエット
スエット×ベスト×太パンといった、いわゆる古着女子が激減。女性に対してアプローチできる古着が少なくなっている中、韓国ガーリーなどのスタイリングをしている普段古着を着られない方にショートスエット、ショートニットの反応が良かった。
7位
総柄ニット
3Dのものがある程度マス層まで落ちて、新品などでも作られる事が増えてきている中、まだまだ根強い人気。いまだにトップはオーストラリアの老舗ブランド「クージー」の多色使いの3D。値段も2万5000円〜と高額だが、好きな人はあまりブレずにいまだに好きな印象。アースカラーの物は継続して人気があり、特に大学生のお客さまに人気。SNSでの露出が減ってきている印象なので、来年あたりには落ち着くかも。
8位
「カーハート」ボトム
ジャケット、スエット同様「カーハート」というブランドネームが強く、ボトムも人気。特にダブルニーが好調。黒のダブルニーは1万8000円ほどで販売できている。海外でも人気で高騰。
9位
アウトドアブランドスエット・ジャケット
ジャケット自体も売れているが、「L.L.ビーン」や「エディー・バウアー」などのブランドが今年かなり注目され、値段も上がっている。各古着屋もユーチューブなどの動画コンテンツを使用してきており、アウトドアブランドの商品を推している部分もかなり影響がありそう。
10位
ダックジャケット
「カーハート」では値段が厳しい高校生などはこちらに流れる印象。「カーハート」の代替として売れている。
秋の全体傾向
今年は残暑という事もあり冬物の動き出しが遅く苦戦。その中でもジップパーカといった今まであまり売れなかったアイテム(着脱しやすく気温調整できる)が好調だった。その流れから毎年売れていた「カーハート」は今年も好調だったが、咋年売れていたフード付のアクティブジャケットよりもジップパーカの上に着用できるベストやデトロイトなどが人気だった。短丈、衿付きといったジップパーカをインナーに着るスタイルが非常に好調だった。
冬商戦の予測と取り組み
「ウィゴー ビンテージ」の下北沢店とアメリカ村店では年始に向けて、溜めていた商品を一気に投入。商品クオリティーに定評があり、毎年並びができる。客単価も1月1~3日は通常時の1.5倍が目標。年始限定の半額セール(1月1~3日で「ウィゴー」仙台店、大須店、広島店の3店舗で実施)を開催。その他4店舗で福袋を販売する決算セールを2月に実施予定。