ファッション
連載 ビジネスリポート

ウィゴーで今夏売れた古着は? 外国人も高大生も「カーハート」に人気集中(2023年6〜8月)

有料会員限定記事

ファッションを語るうえでどんどんメジャーになっている古着市場では、どんなアイテムが売れているのか。大阪アメリカ村で古着店として創業し、下北沢などに古着専門店を構え、全国約30店で古着を扱うウィゴーに、今夏(6〜8月)の売れ筋を聞いた。昨秋ダックジャケットが大ヒットした「カーハート(CARHARTT)」は、高大生や外国人からブランドとして信頼を得ている。秋も取り合い必至だ。


夏の全体傾向

今年の夏はコロナでできなかったイベントの解禁やレジャーなど、服への消費よりも“コト消費”に流れた印象。ただインバウンドの増加により、「カーハート」などの世界的にビンテージ扱いされているものは非常によく売れた。

猛暑の影響もあり、女性客のショート丈の需要は例年にもまして非常に高かった。プリントTシャツ、半袖シャツ、ポロシャツなどをカットして販売したところ、特にポロシャツが人気。プリーツスカートと合わせた韓国ガーリーのようなスタイリングや、カーゴパンツと合わせたストリートなスタイリングなど、スタイリングベースで非常に好調だった。

秋商戦の予測と取り組み

秋商戦は引き続き「カーハート」の取り合いで、値段の上がり方で見ると異常なくらい高騰している。モデルによっては2、3年前と比べて3倍ほど高騰しているものもあり。代替えとしてノーブランドのダックジャケット等も多く用意。値段は「カーハート」の半分程なので、高大生に間違いなく反応のある商品になる。

売り上げの中心になるスエットは、引き続きボリュームとレパートリーを持たせて販売を行う。ディテール的には特にカレッジロゴのフロントワッペンが人気なので、固めて人気デティールのものを打ち出すことで埋もれないようにしていく。

この続きを読むには…
残り0⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。