ビューティ

化粧品業界DXの今後 進む通信インフラとの協業とデータ活用【今週のビューティ展望】

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 ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートするビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週はエコノミストによる化粧品業界におけるDXの進展について。(この記事はWWDジャパン2021年2月1日号からの抜粋です)

今週の識者
崔真淑/エコノミスト

 アイスタイルがKDDIと共にバーチャル店舗「アットコスメトーキョーバーチャルストア」をオープンしてから、アイスタイルの株価が少しずつ上昇に向かっている。

 昨年1月10日、JR原宿駅前にコスメと美容の総合情報サイト「アットコスメ」のインターネットの世界と、リアルの体験が融合するフラッグシップショップとして「アットコスメトーキョー」を開業して以降、同社の株価は低迷していた。日経平均株価が1年前と比べて約23%上昇しているのに対して、アイスタイルは約13%の下落を示している(出所:日経バリューサーチ、1月28日時点)。新型コロナウイルス禍に見舞われるより前から、株価は下がりだしていた。株式市場では、同社は化粧品業界の中でもITを活用したマーケティング企業で利益率が高いというソフトの点でも評価され買われていたにもかかわらず、大型のフラッグシップショップ出店でハード面の強化に乗り出したことから、一部の投資家から相当な批判が集まっていたと推測される。訪日外国人の需要が取れて業績が上向いていたら評価も変わっていたかもしれないが、コロナ禍の逆風も重なった。今回のKDDIとの協業によるバーチャル店舗の開設は、「アットコスメ」の本業であるインターネットを活用した事業でようやく新しい話が出てきたことでマーケットでは評価されている。

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