「アットコスメ(@COSME)」「ロフト(LOFT)」「アインズ&トルペ(AINZ&TURPE)」の3業態の売り場から、日本の化粧品がいまどのように評価され、選ばれているのかを読み解く。売り場構成や売れ筋の変化を手掛かりに、日本ブランドの現在地を探る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
アットコスメ
FIRST STORE : 1990
JAPAN STORES : 35 (AS OF SEP. 2025)
〝日本品質〟への再評価が高まる
アイスタイルが運営する「アットコスメ」の店舗では、プチプラからラグジュアリーまで、国内外のブランドを同一空間で扱う売り場構成が定着している。2007年にルミネエスト新宿でオープンした1号店の段階から、国内外を線引きせず、「アットコスメ」のプラットフォーム内で支持を集めるアイテムを軸に品ぞろえを構築してきた。
25年度の店舗販売実績ではトップ10全てを日本のブランドが占めた。一方で、下半期新人賞(25年5月1日〜9月30日発売)においては、海外勢では韓国ブランド「アヌア(ANUA)」の“PDRN100ヒアルロン酸セラムマスク”や「フィー(FWEE)」の“クッションガラスクッション”がランクインするなど、新興ブランドの動きもみられる。
韓国コスメの取り扱いは開業当初から行ってきたが、拡大の転機は19〜20年。SNSを起点とした第4次韓流ブームを背景に、価格と品質のバランスに優れた製品への需要が高まり、20年1月の「アットコスメトーキョー(@cosme TOKYO)」オープンに合わせて専用エリアを設置。大手問屋との取引開始により、ブランド数とSKUを拡充した。続く転換期は22〜23年。韓国メーカーが日本法人や代理店を通じた市場開拓を強化し、日本の小売り各社でも取り扱いが広がったことで、市場全体の流通金額を押し上げた。現在、韓国ブランドの構成比は旗艦店を含み各店舗平均で約2割となっている。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
