PROFILE: 桐山英夫/執行役員兼コーポレート本部長

派手なブランド展開やSNS発のムーブメント、片石貴展社長のカリスマ性などで語られがちなyutoriだが、実態はとてもクレバーで堅実だ。社風やカルチャー、組織と制度の土台作り、主力ブランドの育成術、さらにはIPOやM&Aまで、共同創業者から最初期の社員、主だった幹部まで、キーパーソン5人のインタビューを通して、急成長企業の裏側にある「王道のつくり方」を読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月16日号からの抜粋です)
未経験からIPOとM&Aを率いる
桐山英夫yutori執行役員兼コーポレート本部長は、なかなかの変わり種だ。大学卒業前後で美容師と税理士の資格を取得し、卒業後3年ほど美容師として働き、その後はデロイト トーマツ税理士法人で税理士として3年働いた。転職を考え、某転職エージェントサイトに登録して、紹介されたのがyutoriだった。「基本的には上場企業の財務経理部門を受けていたが、その中になぜかyutoriがあった。yutoriは当時もリファラル採用が大半で、転職エージェント会社経由の入社は珍しかった。片石社長と瀬之口副社長の熱量がとにかくすごかったし、税理士の仕事は飽きっぽい自分には向いてないのかもという考えもあった。上場企業や勝ち馬に乗るよりも、未完成の予測不能な企業の方が面白い。そう考えて入社を決めた」。
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