
yutoriと聞くと、どういった印象を思い浮かべるだろうか。創業者である片石貴展(たかのり)社長による異様とも言える情報発信力、Z世代を中心としたカルチャー感度の高い層への浸透、SNSでの圧倒的な存在感、なにより“若さを武器にしたブランド集団”―そんなイメージが真っ先に浮かぶ読者も少なくないはずだ。しかし、yutoriの躍進は単なる流行や熱狂ではなく、戦略的な“若者帝国主義”が生み出す成長の軌跡と読み取るべきだろう。過剰とも言える情報発信の裏側にある、令和版優良企業yutoriの真の姿を、データ分析に加え、片石社長とキーパーソンのインタビューなどを通して徹底解剖する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月16日号からの抜粋です)
「カリスマ片石社長」を支える、
キーパーソンたちの素顔
yutoriの業績は、アパレルの新規上場企業としては申し分がない。7期目となる2025年3月期の売上高は前期比92.3%増の83億600万円、営業利益は同8.1%増の6億7100万円で共に過去最高。18年の創業以来、7期連続の増収だった。多彩なトレンドに対応するマルチブランド戦略を取る一方で、主力ブランドである「9090(ナインティナインティ)」「ヤンガーソング(YOUNGER SONG)」「パム(PAMM)」などではSNSでの発信&分析をベースにECとリアル店舗を同時に増やす戦略が当たっている。
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