
外から見たyutoriは、どのように映っているのか。上場を支援したZOZOや創業期から伴走するアカツキなど、立場も業種も異なるキーパーソンたちはyutoriにどのような可能性を見いだし、期待を寄せているのか。外部パートナーの視点から、yutoriという存在の輪郭を探る。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月16日号からの抜粋です)
廣瀬文慎/ZOZO取締役兼COO
yutoriの上場を支援、「大人化」を後押し

Q. 出会いのきっかけは?
A. yutoriが資金調達を検討していたタイミングで、当社の武藤貴宣ファッションチアリーダーから「一度会ってみないか」と声をかけられた。
Q. yutoriの特徴は?
A. 社長の片石くん、副社長の瀬之口くんに共通しているのは、素直であること。しっかりと自分たちの意思や主張を持ちながらも、年上の経営者や周囲からのアドバイスをきちんと受け止め、それを事業に反映していく。その姿勢が、結果として敵をつくらず、応援される経営につながっていると感じる。また、同世代の経営者たちとのネットワークも強く、A.Z.Rやheart relationのM&Aなどにも、そうした人とのつながりや信頼関係が生きていると思う。
Q. yutoriの伸びしろは?
A. 片石くん自身が若いが、それ以上にさらに若い世代へしっかりと権限委譲ができている点。若い感性を「意見」として聞くだけでなく、意思決定や実行まで任せている。その体制が、yutoriのスピード感や時代感覚の源泉になっている。
Q. 自身のビジネスに与えた影響は?
A. yutoriとの取り組みを通して、若い人たちを、企業としてもっと支援していきたいという思いが強くなった。優れた感性や熱量を持っていても、事業化やスケールの部分でつまずいてしまうケースは少なくない。ZOZOとして、そうした若い才能の挑戦を支援する環境や仕組みをつくる重要性を改めて感じている。
Q. 期待すること
A. 最近ではコスメの強化や海外進出など、新しい取り組みも始まっているが、ファッションに限らず、ファッションに近い領域でもyutoriの感性を活かしたビジネスを広げていってほしい。yutoriが持っているのは、ブランドづくりのノウハウに留まらない、時代やカルチャーを捉える感性そのものなので、それを生かせるフィールドはまだまだあるはず。特に海外展開については、ぜひ積極的にチャレンジしてほしい。日本発の感性やブランドのつくり方が、海外でも十分に通用することを示していってもらいたいと期待している。
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