
日本の化粧品産業は、品質と安全性、処方技術への信頼を強みに、長年にわたり国内外で独自のポジションを築いてきた。その足元で、競争環境が大きく変わっている。日本が今どこに立ち、どこで勝ち筋を見いだせるのかを見極める局面にある。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月22日&29日合併号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
象徴的なのが、化粧品輸入規模の構図の変化だ。2022年、韓国からの化粧品輸入額は775億円に達し、長年首位を維持してきたフランスを抜いて初めてトップに立った。勢いはその後も続き、24年には約1342億円へと拡大している(財務省「貿易統計」調べ)。韓国コスメは、日本市場において一過性のブームでは説明できない存在となった。
海外勢の勢いは続くのか?
背景には、韓国の国家戦略がある。ブランド立ち上げの段階からグローバル市場を前提に設計し、研究開発やOEMを含む産業基盤が実行力を支える。新ジャンルや未開拓領域への参入も早く、トレンドを素早く製品化し、市場に投入するスピードは大きな競争力だ。
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