ファッション
特集 AI時代のメディア 第9回 / 全13回

AIと向き合う「WIRED」日本版の編集長に聞く AIで変わる日本のメディアビジネスの姿

有料会員限定記事

AI、特に人間のようなAIエージェントは、メディア業界や世の中をどう変えるのか?そのヒントをつかむべく、生成AIのプラットフォーマー、AIを活用しながらコンテンツやブランドを生み出すクリエイター、そして、先行してAIと向き合うイベントを開催するメディアに話を聞いた。最終的にはいずれも人間、HIとの価値を説いているのが興味深い。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号からの抜粋です)

AIによって
メディアビジネスはどうなる?

昨年に続き、9月にAIに関するイベントを開催した。今、AIとの付き合い方は大別して二つ。一つ目は、ツールと捉えて生産性や効率を高める使い方。そしてもう一つは、AIエージェントに代表されるよう、他者の違う感性としての向き合い方だ。ビジネスの現場では現段階では前者の使い方が多いと思うが、イベントでは多くの専門家が一貫してAライフ(「Artificial Life」の意味)、「人工生命」的にAIを捉えていたのが印象的だった。AIをただ「頭がいい存在」として生産性向上のために導入するのではなく、「いかに新しい他者を受け入れるか?」の視点で捉えた方が、想像力が爆発するなどのポテンシャルが高いという。

そもそも、それぞれの企業とのタイアップのセッションで、いずれも企業側の登壇者が「アーティストをアサインしたい」と提案したことも面白かった。マサチューセッツ工科大学が8月に公表したNANDAプロジェクト(企業300社のAI導入事例を検証して、150人の経営幹部にインタビューした)の集計によると、「AI投資から十分なリターンを得ている企業はわずか5%にすぎず、95%は失敗に終わっている」という。きっと今ビジネスの現場でAIを推進している登壇者の皆さんも、もう少しブレイクスルーしたいのではないか?彼らは、「AIは、DXやITのように利益が出ればオッケー」というものではなさそうな気がしている。だからブレイクスルーするなら、人間の力が必要と考えているのではないか?今の段階では、アーティスティックな思考のようなものが必要なんだと考えている様子が見てとれた。

この続きを読むには…
残り1430⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

百貨店の「売る力」とは何か 有力7店舗の店長を直撃

「WWDJAPAN」7月20日号は、夏恒例の百貨店特集です。コロナ明け以降、百貨店のビジネスモデルが少しずつ変化しています。キーワードは「売る力」。デジタルの力も活用しながら、一人一人の顧客に向けて最適な提案を行い、関係性を深める。顧客一人当たりの年間消費額を上げる。あるいは百貨店でしか提供できない体験コンテンツを作り出す。特集では各エリアを代表する7店舗の店長のインタビューなどを通じて、百貨店の…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。