「生きることやリアルに寄り添う」が今の東京の潮流だ。時代は、政局的にも経済的にも不安定、かつさまざまな情報や価値観があふれている。手っ取り早い“正解”を探し求める人々が増える中、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」を中心とした東京の2026年春夏コレクションは、地に足をつけて人間の本質に立ち返ろうと呼びかけるような内容だった。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月15日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
今季現れた3つの潮流
デザイナーらは背伸びせず、自分が今持っているものを見つめ直した。自身を取り巻くありふれた日常生活やカルチャーの大切さをデザインに落とし込んだブランドもあれば(こちらの記事参照)、生身の肉体や人間ならではの感性に着目したブランドもある(こちらの記事参照)。さらに、人が長年かけて蓄積してきた職人技のすばらしさを発信する動きも活発だった(こちらの記事参照)。共通するのは、自然体の人の営みを再評価する点だ。
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