東京発のアワードを手にしたのは誰？　東コレ2026春夏、必見ニュース4選

ここでは、今季の「楽天 ファッション ウィーク東京（Rakuten Fashion Week TOKYO）」で注目したいニュースやトピックスを紹介する。東京発のファッションアワードを手にしたのは誰か。「オートモードヒラタ（HAUTE MODE HIRATA）」のショーや仏発合同展示会「トラノイ・トーキョー（TRANOI TOKYO）」の内容にも注目したい。（この記事は「WWDJAPAN」2025年9月15日号からの抜粋です）

1.「ヨーク」がパリ行きの切符をつかむ
「ファッション プライズ オブ トウキョウ 2026」

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東京拠点で活動するデザイナーの国外進出を支援する「ファッション プライズ オブ トウキョウ 2026（FASHION PRIZE OF TOKYO 2026）」の受賞者が、「ヨーク（YOKE）」の寺田典夫デザイナーに決定した。同プライズの審査基準は3点あり、「今後東京を代表するインターナショナルブランドになる可能性があるか」「デザイン・アイテム数・価格帯で知名度向上の可能性があるか」「海外出展の意欲があり、支援内容を実施する体制があるか」。根岸由香里リトルリーグ執行役員ロンハーマン ウィメンズ・クリエイティブ・ディレクターは、「『ヨーク』の応募は、今年で3回目。3年間で一歩一歩着実に進歩しており、このタイミングであれば日本と世界の架け橋のような存在になれると判断した。審査員一同、満場一致の選出だった」とコメントした。寺田デザイナーは、「23-24年秋冬のショーを実施した際に、『これで東京で発表するのは最後』と大口をたたき、次はパリでショーをする意気込みを示したつもりだった。今回選んでもらえて本当にうれしい」と喜びをかみ締めた。