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実力派ブランドの独自開催ショーがますます増加 海外照準の東京デザイナーたち

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実力派ブランドの独自開催ショーがますます増加 海外照準の東京デザイナーたち

3月の「楽天 ファッション ウィーク東京」に先駆け、2024年12月〜25年2月にかけて独自スケジュールでショーを行う東京ブランドが増えた。今季は1年前よりも多い11ブランドが実施した。中には、パリでの展示会のPRにつなげる目的で、海外のメンズ・ファッション・ウイーク前にショーを披露するデザイナーもいた。集客力のあるブランドが独自開催する傾向があるため、東京コレクション側は参加する価値をさらに伝えていく必要がありそうだ。(この記事は「WWDJAPAN」2025年3月10日号からの抜粋です)

タナカ(TANAKA)

DESIGNER/タナカサヨリ&クボシタアキラ

ミリタリーウエアに対峙
戦争にNOを突きつける

日本の技術を取り入れた試み“アート フォー タナカ”を開始。岡山のデニム加工技術である箔加工や桐生の横振り刺しゅうを採用するなど、 手仕事をふんだんに盛り込む。同時に、ビンテージのミリタリーウエアを“100年先に受け継いではならない服”として解体・再構築したシリーズも披露。「戦場のメリークリスマス」をBGMに、会場に雪を降らせて反戦の意志を示した。MA-1などに用いるナイロン生地を“裂き織り”の技術で織り上げ、あらゆるアイテムに用いた。ブランドの代名詞であるデニムをキャンバスに、平和への祈りを込めた千羽鶴を飾り、戦争のないパラレルワールドをプリントで描く。

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