
27の東京ブランドから見る、2026年春夏の3大潮流
2026年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week Tokyo以下、RFWT)」が、9月1日から6日まで開催されました。今季、「WWDJAPAN」が東京のファッションシーンから感じたのは、「生きることやリアルに寄り添おう」「生身の人間が持つ熱を伝えよう」とする姿勢です。本特集は、「RFWT」に参加したブランドと、オフスケジュールでコレクション発表したブランドの計27ブランドからそんな潮流を読み解きました。
東京デザイナーらが特に多く発したのが、「日常生活を着想源にした」という言葉です。彼らは背伸びせず、“自分が今持っているもの”を見つめ直して服づくりに挑んだようでした。日常の気づきをデザインに落とし込んだり、体や内面の声に耳をすませたり、人が積み重ねてきた巧みな職人技を発信したり。リアルに紐づいているからこそ、思わず「今これを着たい!」と感じさせられるコレクションが豊作でした。
併せて、各ブランドのショーに見るビューティートレンドも分析。今季は以前よりもページを増やし、ヘア&メイク担当のこだわりをさらに詳細に解説しています。(この特集は「WWDJAPAN」2025年9月15日号からの抜粋です)