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特集 世界のファッション・ウイーク “ビッグ4”に続く“ネクスト6”とは? 第4回 / 全8回

アングラだけじゃない! ベルリン・ファッション・ウイークはファッションを文化資産として発信

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アングラだけじゃない! ベルリン・ファッション・ウイークはファッションを文化資産として発信

次世代のファッション・ウイークを担う6都市を「WWDJAPAN」が選定。事情に詳しい専門家が、それぞれの特徴や展望について解説する。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月17日号からの抜粋です)

GERMANY
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独立ブランドが輝く舞台を目指して独自の道を探求

ドイツのベルリン・ファッション・ウイーク(以下、BFW)はこの数年、目覚ましい発展を見せ、国際的な注目を着実に高めている。もともと「プレミアム」などの大型見本市と同時期に開催するイベントとして2007年に始動したBFWは、立ち位置が定まらず低迷していた時期もあった。しかし22年に主要スポンサーだったメルセデス・ベンツ(MERCEDES-BENZ)が離れてからはドイツファッション協会(FCG)主導の下、独自の道を探求。ベルリン州経済・エネルギー・公共企業局との連携を強化しながら、「自由、包摂性、創造性の責任あるムーブメント」をスローガンに掲げて、独立ブランドが輝く舞台を目指してきた。同州は、BFWに年間約400万ユーロ(約7億800万円)以上を支援。ファッションをベルリンの空気感を世界に伝える視覚的文化資産として、都市マーケティングの重要な柱に据えている。

また、以前はパリメンズやオートクチュール・ファッション・ウイークと被る日程で行われていたこともありローカル色が濃かったが、近年はその直後の1月末~2月初めと6月末~7月初めに開くことで、国外からのゲストが渡航しやすいスケジュールになった。現在は毎シーズン、4日間の公式スケジュールで約40ブランドが歴史的建造物や美術館からナイトクラブまでを使い、ショーやプレゼンテーションを開催。合わせて、ベルリンらしいカルチャーを交えたパーティー、未来へのポジティブな変化に焦点を当てたパネルトーク、一般にも開かれたポップアップストアやインスタレーションなど70近いサイドイベントも実施されている。

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