PROFILE: 岡﨑龍之祐「リュウノスケオカザキ」デザイナー

2026-27年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO、RFWT)」が開幕した。東京そしてファッション・ウイークは、新進デザイナーたちにとって大きな挑戦の場。今回は「WWDJAPAN」が注目する4つの参加ブランドのデザイナーへ事前インタビューを行い、このシーズンにかける思いを聞いた。
「人に着せたいと思った」。そのシンプルな思いに駆り立てられ、「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が約4年ぶりに東京コレクションの舞台に戻ってきた。2022年春夏コレクションで“着られるアート”としてセンセーショナルなデビューを果たし、翌シーズンに2度目のショーを発表して以降、発表の場を展覧会や美術館に移していた。岡﨑龍之祐デザイナーは「人の感情的な部分、人間そのものに向き合いたいと思った」と語る。
「リュウノスケオカザキ」といえば、プラスチックの芯材を使った立体的な造形だ。岡﨑デザイナーは広島県出身で祖母が被爆者という背景から、制作の根底に一貫したテーマとして「平和への祈り」を掲げてきた。「能動的に祈っているのではなく、祈りの中にとどまっている。それが僕にとっての制作」。祈りとは自然と向き合う中で超越的な存在を感じ取ろうとする感覚であり、その感覚の有形化が彼の表現だ。体に沿う衣服というよりも、造形物に近いアプローチで提示されるその創作は、いわゆる“服”の枠組みから距離を取った存在として受け止められてきた。
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