加藤智一/美容ジャーナリスト PROFILE:(かとう・ともいち)「25ans」など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆中。Yahoo!ニュースではオーサー。ほか、講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)など
弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター PROFILE:(ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティングを行う。企業セミナーや講演も。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中
「WWDBEAUTYベストコスメ」は、全国の百貨店・セミセルフ、ドラッグ&バラエティーストア、ECへのアンケート調査を基に、“本当に売れた”アイテムを14カテゴリーで選出している。2025年下半期は46店舗の協力の下、7〜12月に発売したニュープロダクト(新商品)と、これまで発売された全商品を含むヒーロープロダクト(総合)に分け、ベスト3を表彰。本記事では、美容賢者に各カテゴリーの25年下半期の分析と26年上半期の予測をしてもらった。
クレンジング・洗顔部門
優しさを前提とした高機能設計が主流
付加価値で差別化

25年上半期での予想が的中し、「エスト(EST)」の“ナーチャリング クレンジングセラム”が圧倒的1位を獲得した。“砂漠スキンケア”“クラゲ下地”とユニークなアプローチで快進撃を続けている「エスト」が今回打ち出したのは、“摩擦レスクレンジング”。肌をこすることなくハンドプレスするだけでメイクを浮かせてオフできるという新提案、そしてオイルに抵抗感のある人でも試したくなる“セラム”という名称で、多くの女性たちを引きつけたはずだ。
過去20年でほぼ倍増したといわれる“自称敏感肌層”を含め、クレンジング・洗顔に求められるものは機能性と優しさだ。ゆえにカメリア セラミド新配合でバリア機能サポートへと進化した自然由来指数91%の「シャネル(CHANEL)」(2位)と、はちみつ3%+美容成分88%で肌力の底上げを狙う「ハッチ(HACCI)」(3位)の評価は順当といえよう。
優れた洗浄力、穏やかな使い心地、満足感の高い洗い上がり、手軽さを前提とした上で、いかなる付加価値を提示できるか。そこに今後の勝機がある。すでに今春、名品の新作ラッシュが続く。「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は “ブライト クレンジング オイル”で“バリア機能×透明感×発酵”をキーワードに掲げ、ポーラ「B.A」は“糖化”をテーマにクレンジングと洗顔を第7世代に刷新、「ファンケル(FANCL)」のアイコン“マイクレ”は最新洗浄技術搭載で進化。クレンジング・洗顔カテゴリーの深化が見逃せない。(木津由美子)
2位「シャネル」“ラ ムース”(150mL、8910円)
3位「ハッチ」“メルティグレース オイルクレンジング”(200mL、7370円)
化粧水部門
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