ファッション

三陽商会の「エコアルフ」が原宿に直営1号店 映像や講座でサステナビリティの発信拠点に

 三陽商会は3月13日、スペイン発のサステナブルブランド「エコアルフ(ECOALF)」の国内第1号となる路面店「エコアルフ 渋谷」を東京・原宿のキャットストリートに出店する。10日からは同ブランドの日本公式ECサイトもスタートする。

 「エコアルフ」は09年スタート。廃棄されたタイヤやペットボトルなどを原料にリサイクル素材の衣類・雑貨を製造販売する。三陽商会は、「エコアルフ」をグローバル展開するエコアルフ リサイクルド ファブリックスとともに、合弁会社エコアルフ・ジャパンを19年9月に設立して輸入販売を開始した。

 「エコアルフ 渋谷」の2層約270平方メートルの店内は、木・鉄・コンクリートなど自然由来の資材や再生素材を用いたモダンで開放的な空間だ。1階では、壁面のメッセージや映像スクリーンを通じて素材の再生工程やブランドの哲学を発信し、2階には、サステナビリティに関する講演などを行うイベントスペースも設けた。設計は、三陽商会の「ラブレス青山店」のリニューアル(19年11月)も手掛けたcinema inc.の坂巻陽平氏によるもの。

 ウィメンズ、メンズ、キッズのアパレルのほかシューズやアクセサリーなどの雑貨、ヨガウエアなどをラインアップする。ペットボトルが原料のリサイクルポリエステルを使用したメンズ用ミリタリージャケット(2万9000円)、ウィメンズのレインコート(3万4000円)、オーガニックコットン100%のキッズ用Tシャツ(4500円)などがそろう。スニーカー(1万3000円)やリュック(1万3000円)にも再生素材を使用している。

 オープン記念として13~15日の3日間、購入者先着100人に、同ブランドのスローガン“BECAUSE THERE IS NO PLANET B”をレタリングしたTシャツをプレゼントする。

 三陽商会は、初年度となる20年2月期に国内で「エコアルフ」の直営20店舗を出店し、5年で売上高60億円を計画する。

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