ビジネス

表参道沿いの「ポール・スチュアート」が39年の歴史に幕 11月に近隣に移転

 三陽商会は「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」の旗艦店である青山店を移転する。表参道沿いの石垣のショップとして長年親しまれてきた現店舗は、2月11日で39年の歴史に幕を閉じる。新店舗は近隣に11月オープンする予定だ。

 青山店は1981年に開店した。1階・2階の約729平方メートルの売り場にメンズ・ウィメンズのアパレル、シューズ、バッグ、アクセサリーなどフルラインを販売する。店舗の大きな特徴は石垣の重厚なファサードで、表参道の落ち着いた景観を作ってきた。もともとは小高い丘の上に邸宅があった場所で、石垣はビル建設にあたって当時の名残を残したものだった。

 三陽商会によると、移転理由は「契約満了に伴い、現在の『ポール・スチュアート』にふさわしい新しい店を作ることになったため」(同社広報)。移転先はすでに決まっているが、まだ公表できないという。

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